職種別年収ランキング1位「弁護士」829万円 年代が上がると格差が開く傾向
職種の大まかな分類で見ると、専門職が588万円でトップだった。職種別ランキングには、1位の弁護士、5位の業務改革コンサルタント、7位の戦略/経営コンサルタント、10位の会計専門職と計4つの専門職がトップ10にランクインしている。
業種別では、1位が投信/投資顧問で平均年収は839万円、2位は医薬品メーカーで年収611万円、3位はたばこで584万円だった。
メディカル系の業種は平均年収が高い傾向にあり、医薬品メーカーを筆頭に、診断薬/臨床検査機器/臨床検査試薬メーカー(4位)、医療機器メーカー(7位)がトップ10に入っている。
しかし、業種ごとの大まかな分類では、1位「IT/通信」の平均年収が461万円で、メディカルの450万円を上回った。昨年、最も平均年収が高かった「総合商社」は僅差で破れて、2位となった。3番目はメーカーの456万円だった。
メーカーからは、たばこ(3位)、トイレタリー(8位)、家電/モバイル/ネットワーク機器/プリタメーカー(9位)、総合電機メーカー(10位)の4つが業種別ランキングのトップ10にランクインしている。
年代別の平均年収は、20代が346万円、30代が452万円、40代が528万円、50代以上が645万円だった。20代と30代では300~400万円未満が最も多く、それぞれ38.4%、26.4%だった。40代になると400~500万円未満が20.5%で300万円代を上回る。
50代以上になると、年収の分布が一気に跳ね上がり、1000万円以上が15.4%で最も割合が高くなる。ただ300~400万円未満も14.6%、400~500万円未満も14.9%いる。若い頃は、年収が300万円前後で横並びだが、年代が上がるにつれて、年収に大きな格差が生まれていることがわかる。
都道府県別では、東京都が448万円で最も高く、次いで神奈川県が439万円、千葉県が418万円で首都圏で年収が高い傾向にある。