同僚に告白して振られた男性、社内で「超キモいんですけど」と言われる事態に 一体何がいけなかったのか
先日、おーぷん2ちゃんねるに「ワイ『好きです付き合ってください』同僚女『ごめんなさい』」なるスレッドを目にした。このスレッドを立てた人物のその境遇が何とも哀しいと言おうか、愚かと言おうか、とにかくややこしいのでちょっと紹介したい。
なんでも彼は、あるとき同僚に告白して振られてしまったという。これだけならまだありふれた話なんだけど、その後がちょっとキツい。この一件の後、他の同僚から「○さんに告ったってマジ? ○さん彼氏居るんだよ、アホやな」と言われてしまったのだ。つまり、告白した事実がその女性から漏れているということになる。
さらには「○さんに告白して寝取ろうとしていたんだって」「超キモいんですけど」など、まるで歩くサンドバッグ状態にまで陥ってしまったのである。これは痛恨。出社したくない。
スレ主曰く、こういう雰囲気がその後2年続いたとのことだ。これはかなりキツイ。
告白するなら、事前に相手と自分の距離感を俯瞰で判断しよう!
まあ、ここまでスレ主が可哀想だという論調で、軽くあらましに触れてみたわけなんだけど、実際にはスレ主自体にも問題が多かったことが、スレッドを読み込むと理解できてしまう。
そもそも、彼にはどの程度勝算があったのか。これについては「(告白した同僚と)ちょくちょく飲みに行ってた。そのときも彼氏持ちであると言わなかった。それを隠してワイを弄んでいた」と書き込んでいる。が、よくよく掘り下げてみると、ちょっとおかしな主張であることが発覚するのだ。
「彼氏がいるかも分からない状態を、『仲良くなった』とは言いません」との指摘の書き込みがあると、「仲良くなるってそこまで知っとかないかんのか」と素朴過ぎる反応を見せる。
しかも「ちょくちょく飲みに~」のくだりに関しても、実際には2人きりでの飲みでもなく、職場の数人での飲み会であることも、他のネットユーザーに指摘されてから、ようやく書き込んでいたのだ。
つまり、まとめるとこうだ。会社の同僚数名での飲み会以外ではプライベートで会う事もない上に、彼氏の有無も分からない同僚女性を勝手に好きになって、暴走して振られたというだけのことなのである。
で、なぜこんな話を紹介したのかと言えば、こういうちょっと他人との距離感がおかしい人って、しばしば遭遇することがあるからだ。そしてその多くは、自分がおかしいことに、このスレ主のように気付いていない。
僕は社内恋愛なんて、そんなのは個人の好きにすれば良いと考えている立場だ。だけどもやっぱり、恋愛をするには前提条件は大事だ。最低限詰めておくべき距離がある。それを理解しないまま暴走をすると、今回紹介した一例のように、周囲から一気に孤立してしまうのだ。
社会人にもなって、距離感を無視して告白して玉砕するような人はこう言われる。「超キモいんですけど」。