平成の◯◯離れ、1位「タバコ」 離れたくなかったものは「車」「恋愛」「ゴルフ」
以降「ギャンブル」(19%)、「ゴルフ」(17.2%)、「恋愛」(17%)、「車」(14.6%)、「ゲーム」(12.8%)、「結婚」(12.6%)、「カラオケ」(10.4%)、「お酒」(8.6%)と続いた。
男女別に見ると、男女とも1位は「タバコ」(男性:39.5%、女性:25.3%)だが、男性は上位5つに「ギャンブル」(27.3%)、「ゴルフ」(21.8%)、「新聞」(18.8%)、「ゲーム」(16.6%)が入る。女性は「新聞」(23.1%)、「恋愛」(19.8%)、「結婚」(17%)、「車」(15.4%)となった。
具体的なエピソードとしては、
「固定電話が無い、新聞を取らないのが、いつの間にか当たり前になっていたことに驚いています。自分もいつの間にか止めていました」(50代女性)
「新聞は老眼には辛い。スマホなら拡大縮小も自由自在」(40代男性)
「スマホがあれば新聞もテレビもカメラもいらない」(20代女性)
と”モノ”離れを感じるコメントが多く寄せられた。
“◯◯離れ”というより「一歩を踏み出すのに必要なお金がない」
「平成で◯◯離れしたくなかったもの」も聞いた。最も多かったのは「車」(9.3%)で、以降「恋愛」(7.9%)、「ゴルフ」(5.7%)、「新聞」(4.9%)、「結婚」(3.8%)と続く。男女別に見ると、女性は「恋愛」(9.3%)、男性では「ゴルフ」(8.9%)から惜しみつつも離れたようだ。
「タバコ」は、「平成の〇〇離れ」の調査で33.8%だったのに対し、「本当は平成で〇〇離れしたくなかった」では2.9%とわずか。同社は「多くの人が自発的に”タバコ”離れしたことを見て取ることができる」としている。
「平成の◯◯離れ」が進んだ理由を聞くと、「ネットやスマホの普及」(51.7%)が最多。以降「収入の減少」(44.7%)、「時代の変化」(40%)と続く。20代女性からは、
「収入が減り、年数働いても収入が増えない構造が定着してしまっている。若者はより堅実にならざるをえないのが悲しい。自分の祖父母や両親世代のように『とりあえずやってみる』が難しい時代。最初の一歩を踏み出すのに必要なお金が手元にない。ボーナスも頼りにならない」
と「元々近づいていない」といった嘆きが寄せられた。一方、
「価値観が一律でなくなったことで、〇〇にこだわる必要がなくなってきたのでしょう」(70代男性)
「バブルを生きた世代の価値観に寄り添っているために『平成の~離れ』と言っているだけであって、バブルを知らない現在の20代~30代にとっては当たり前の価値観だと思う」(30代女性)
と冷静な意見も寄せられている。