驚異の若手離職率70%という職場「激務が辛すぎてやめる人が後を絶たない。休みを取ろうという考えもない」(30代前半 施工管理)
「体育会系が残る昭和の企業。若手の離職率が高い。上の立場の人が仕事を教える気が無く、自分の立場のために仕事やノウハウを抱え込む社風」(代理店営業 20代後半女性 正社員 年収400万円)
「給料が少ない、残業が多い、品質不具合が多い。若手、中堅などの離職率が高く、地盤が安定していないので、そのうち大きく崩れ将来性がない。一族経営であり、上司の命令は絶対である」(20代前半男性 正社員 年収350万円)
「若手の離職率は70%ぐらい。将来性のある会社だが、勤務が辛すぎてやめる人があとを絶たない。休みを取ろうという考えがなく、延々仕事ばかりしないといけない」(施工管理 30代前半男性 正社員 年収550万円)
若手や中堅社員の離職が多い職場からは、指導力のない上司、低賃金、激務などで離職者が多い、という声が出ていた。なかには「離職率70%」という異様な数字を叩き出した会社もあった。
起業や独立で「優秀な人はどんどん辞めていく」というポジティブなものも
一方で「ステップアップ」を目指す前向きな離職者が多い、という企業もある。「離職」が多くても、その理由が「起業」「独立」というものだ。
「高学歴が多くモチベーションが高い人間が多いが、その分入社後数年で起業などを理由に離職する事が多い。同期の半分は転職している印象」(代理店営業 20代前半男性 正社員 年収350万円)
「仕事はやりがいもあり理不尽なこともなく、非常に満足のいくレベルであったが、個人的に独立開業の意思があり、さらにステップアップできるように退職、転職という道を選んだ」(技術関連職 30代前半男性 正社員 年収500万円)
「基本的に将来独立を目指すような企業戦士集団なので勢いがあるが、その分優秀な人はどんどん辞めていく」(社内SE 40代前半女性 派遣社員 年収400万円)
「起業が軌道にのったので退職しました。独立志向が強いので毎週誰かが退職していく環境でした。仕事が嫌で辞めている人は知るかぎりほとんどいませんでした。起業独立する方を輩出する環境でした」(ルートセールス 30代前半女性 正社員 年収630万円)
「入社数年で退職」「毎週のように誰かが退職していく」という職場もあるが、それは社員それぞれが起業や独立し自分の夢をかなえるためのものである。裏を返せば、そうした企業は独立、起業できるレベルの優秀な人材を多く輩出しているということになる。
企業側も個人の能力を認め、積極的に起業できる環境を整えているのだろう。独立や起業のノウハウを学びたい人にとっては、起業しやすい環境や支援が整っている会社はありがたい存在だ。