毛筆で「令和」の文字を書いたものは複数出品されていて、このうち13時30分時点で最も高いのは、金の色紙に書かれた5000円の品だった。
大阪からは、菅官房長官が「令和」の書を掲げた姿がプリントされた「令和Tシャツ」が2500円で出品された。「車に貼ってアピールしましょう!」のコメントと共に出品されたデコトラ用の「令和ステッカー」(1枚1500円)や、大化から平成までの元号と共に令和が書かれた「令和マグカップ」(1900円)、ゴシック体、丸ゴシック体、明朝体の3種類のフォントが用意された、書類訂正用の「令和シール」(370円)などもあった。
このほか、「令和セール」「令和決定セール」などと題し、イヤホンや置き時計、洋服など、元号とは特に関連がなさそうなものも出品されていた。セールと書いてはあるものの、実際にどのくらいお買い得なのかは不明だ。
安倍晋三首相は新元号について、「人々が美しく心折を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と明かしている。万葉集巻五に収められた「太宰帥大伴の卿の宅に宴してよめる梅の花の歌三十二首、また序」の冒頭、「時に初春の令月、気淑く風和ぐ。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から取られた。元号はこれまで漢籍から引用されていて、国書から取られたのは確認が可能な範囲で今回が初めてとなる。