2位は今年7月に報じられた、ヤマト運輸提供のWEBサービス「クロネコメンバーズ」に対する外部からのパスワードリスト攻撃による不正ログイン(36.7%)。3位は中国の「華為技術(ファーウェイ)」通信機器の締め出し強化(34.0%)だった。
4位はSNSに投稿された「瞳に映った景色」でアイドル活動をする女性の住所を特定し、わいせつな行為をしたとして男が逮捕・起訴された事件(10月/33.4%)。
5位は「Amazon Simple Storage Serviceのバケット」(29.6%)。5億4000万件以上のFacebookユーザーの情報を含むデータセットが4月、同バケットからダウンロード可能な状態で公開されていたことが発覚した。
6位以降、「ゆうちょ認証アプリのフィッシングメールに関する注意喚起」(6月/28.4%)、「トレンドマイクロ元従業員による最大12万人分の顧客情報流出」(11月/27.3%)、「SMSで個人情報を盗み取ろうとする『スミッシング』が激化」(4月/25.6%)と続く。
9位は同率25.5%で、「『宅ふぁいる便』サーバへ不正アクセスで約480万件の個人情報流出」(1~3月)、「金正恩氏とドナルド・トランプ大統領による首脳会談中の北朝鮮のハッカー集団によるアメリカや同盟国の企業に対するサイバー攻撃」(2~3月)となった。
クロネコヤマトの不正ログイン、大容量ファイル転送サービスへの不正アクセスなどがランクインしたことから、「2019年は利便性が注目され導入が進むクラウドサービスが抱えるリスクについて考える一年となりました」とコメントしている。