車を購入するつもりがない人(334人)にその理由を聞くと、最も多かったのが「購入費用を負担に感じる」(50.9%)。以降、「燃料代や修理費など、維持費がかかる」(33.8%)、「車以外の移動手段が充実しており、車に乗る必要性がない」(31.1%)と経済的な理由が上位に入った。
4位以降、「交通事故・トラブルを起こしたくない」(24.3%)、「手入れが大変そう」(22.8%)、「交通事故・トラブルに遭いたくない」(19.8%)と続く。居住地別にみると、「車以外の移動手段が充実しており、車に乗る必要性がない」は都市部(39.8%)が地方(26.4%)より13.4ポイント高かった。
同世代で車を所有している人はかっこいいと思うと回答した人は48.5%。男女別に見ると、女性(54.8%)が男性(42.2%)を上回った。
“若者の車離れ”が自分にあてはまると感じている人は28.9%。また「車を所有しないことは合理的だと思う」は26.6%、「車を所有する経済的な余裕がない」は63.4%となった。新成人の多くが、車を所有するための費用を負担に感じているようだ。
カーライフを送る場合に1か月にかけられる金額、5年連続減少
全員に「車がある生活(カーライフ)をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うか」を聞くと、「16~20万円」(25.8%)、「26~30万円」(17.5%)との回答が多くみられた。平均額は23.6万円となった。
カーライフを送る場合、1か月にかけられる金額を聞くと平均1万4763円となった。2015年の1万8656円から5年連続で下降している。
もし親・親戚などから車の購入資金を援助してもらえるなら、どれくらい援助してほしいか聞いたところ、最多は「10万円以下」31.6%。「31~50万円」(21.8%)、「51~100万円」(20.9%)という人もそれぞれ2割程度おり、平均額は75.1万円となった。