年代別で見ると、30・40代は「2010年代より良くなる」(30代:56.3% 40代:52.8%)が過半数となった一方、50代以上は年齢が上がるにつれて「2010年代より良くなる」(50代:37.8% 60代:26.0% 70代:22.5%)が減り、「2010年代より悪くなる」(50代:28.7% 60代:33.7% 70代:38.7%)が増加した。
2010年代よりも「悪くなる」と回答した理由を聞くと、1位は「少子化・高齢化、人口の減少」(66.9%)だった。2位以降は、「政治への不信」(65.2%)、「自然災害の増加」(62.3%)、「財政負担の増加」(62.3%)、「モラルの衰退」(61.5%)、「諸外国との関係悪化」(53.5%)、と続いた。具体的には、
「少子化、年金、増税、外国人労働者、廃村等の問題の根本は人口減少にある。政府もそれなりに対策はしているが、まだまだ」(60代男性)
「幼児保育料無償化や高齢者の保険割合引き上げ、増税など的が外れていると思う。 保育士、介護士への給料引き上げや議員減少などで国民に負担をかけないようにしてほしい」(50代女性)
60代男性は「日本人は、香港人のように主張する空気が元々希薄な人種であり、流されることに慣れてしまっている」とコメント。悪い状況になって受け入れてしまうので、「負のスパイラルに陥って、悲惨な10年を過ごすでしょう」と悲観していた。
2020年代の日本の課題を聞くと、
「昔のようにハングリー精神を持つこと」(20代男性)
「子供をもつことや結婚は良いことであるという押し付け概念を無くすこと」(30代女性)
「国防を始めとして、安全保障に関する意識の向上が大切。海外生活が長い者から見て、日本人の安全にかかわる意識はあまりにも低すぎる」(70代男性)
など、様々な意見が集まった。他に、「地球温暖化防止。熱、空気、水、緑、自然を大切に。孫やひ孫の代の時代までイメージしよう!」(50代女性)といった声も寄せられた。