マスクの落札相場は、だいたい3~10万円ほど。転売する枚数によって差が開くものの、いずれも定価を大幅に上回っていた。
トイレットペーパーについても、50~100ロールといった大量出品が多い。落札相場は48ロールで5000円と定価の5倍ほど。中には、同じく品薄状態が続いているティッシュペーパーとのセット販売もみられた。
高額転売しているアカウントは、過去に取引履歴がない新規アカウントが大半を占める。転売ヤーが複数のアカウントを取得していると思われ、単に出品削除やアカウント停止をするだけでは対処が難しいことをうかがわせる。
また、高額転売を阻止するためか、入札価格が10憶円以上に跳ね上がっている出品も見受けられる。
ヤフオクは3月4日、経済産業省の要請を受けて14日以降にオークション形式のマスク出品に限り、一律で禁止することを決めた。先月上旬にもガイドラインを改定し、
「災害などの緊急事態において、供給不足により人の身体・生命に影響がある物品を不当な利益を得る目的で入手し、出品していると当社が判断する出品」
として、マスクや除菌用品の出品削除などを実施するとのアナウンスしていた。だが、高額転売はなくなっておらず、ツイッター上では「いやいや遅いって!!」「ヤフオク対応遅いぞ何やってんだ」などの批判する声が相次いでいる。