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「カープフィーバー」極まれり 試合日「残業なし」提案で賛否両論

毎試合、スタンドが真っ赤に染まる(写真はQVCマリンフィールド)

毎試合、スタンドが真っ赤に染まる(写真はQVCマリンフィールド)

広島労働局は2015年3月26日に記者会見を開き、カープ女子で盛り上がる広島東洋カープの試合が地元で開催される日を「ノー残業デー」にしようと地元企業などに呼びかけた。朝日新聞が報じた。

昨年のクライマックスシリーズ出場や、メジャーリーグから凱旋帰国した黒田博樹投手の影響で、例年に類を見ないほど「カープ熱」は盛り上がっている。カープを優勝候補に据える野球評論家も多い。

「愛ある提案」か、「今どきズレまくり」か

27日からの開幕3連戦は広島・マツダスタジアムで行われたが、毎試合3万人以上と満員近い観客を動員した。成績も2勝1敗とまずまずで、特に29日は黒田投手が先発し勝利を収めたことが大きく報じられた。

今回の「ノー残業デー」は、政府が進める「働き方改革」の一環だ。厚労省が2015年1月末から始めた「働き方・休み方改善ポータルサイト」には取組・参考事例が紹介されているが、地元のスポーツチームと絡めた施策はあまり例がない。この提案は、

「市民球団らしくていいね!」

「地元密着!愛ある提案ですねぇ!」

「今年のブームを見れば当然か」

と、ツイッターなどで概ね好評だ。ただし中には「今時野球中継中心に物事考えるとか、ズレまくり」という人もいる。子どもの頃にナイター中継で、観たい番組が中止になったりズレたりするため、「野球中継だいッ嫌いだった」のだという。

確かに野球観戦は趣味嗜好であり、「野球に興味が無い人もいると思うのだが」という声もうなずける。サッカーJ1には「サンフレッチェ広島」という強豪チームもあるが、こちらは対象にはあがらなかったようだ。

でも、広島県人は「約9割」がカープファン

しかし広島に限っては、やっぱり熱狂的なのはカープだと思わせるアンケート結果もある。

地元紙のリビングひろしまの調査(2014年)によると、「あなたはカープファンですか」との問いに、程度の差はあれど「89%」が「カープファン」だと回答した。周囲でカープの話題があるかどうかについても「よく話題になる」(46%)「ときどき話題になる」(41%)で、9割近い人が日常的にカープに触れていることになる。

「カープファンに改宗するなら残業をなくしてやろう」「か、改宗します…!」

「残業と言う同調圧力に勝つために、別の同調圧力を使う手法は他県人に理解されない模様」

こんなふうに茶化すコメントもあるが、習慣を変えるには何かきっかけや象徴的な存在があってもいい。そうした意味で広島では「カープ」が最適な存在だったのだろう。

「素晴らしい呼びかけ。きっかけは何でもいい。個々人が自分に合った働き方を考え、実践できる世の中にしていきたい」

「日本の民間企業は官が動かないと何もしようとしないから、こうやって官が『空気』を作り出さないといけない風潮をまず嘆くべきだよ」

あわせてよみたい:ツイッターの「#社畜童話」に「現実だから笑えない」

 

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