愛知県でパート・アルバイトをする40代女性は、コロナの影響で「収入は半減です」と嘆く。就業先の店舗では、コロナ対策として時短営業を実施。女性も短時間シフトを余儀なくされているという。
「時間数にしたら、今まで月間で入っていた半分くらいです。これでは住宅ローンも払えません。今は銀行さんに待ってもらっています」
福島県の50代女性も、金策に苦しむ現況を綴る。女性は以前、パート・アルバイトとして製造業に在籍していた。退職した理由については「2月半ばから自宅待機になり、4月末で解雇になりました」という。
女性はシングルマザーで、高校生の娘を養っていかなければならない立場にもある、と明かす。だが、申請を検討していた休業補償については「中学生までの保護者が対象のようです。高校生の方がお金かかるのというのに」といい、肝心の失業保険も6月にならないと支給されないという。そうした背景から、やむを得ず社会福祉協議会から借り入れたようだ。
「おまけに2年前に乳癌を患い、現在も治療中で再就職は難しいでしょう。このままでは本当に娘を養うこともできず、生きてもいけません」
「コロナ不況に備えた調整弁にされました」
東京都の20代男性は、元勤務先からの突然の解雇通達によって一気に無収入に転じた。当時は、事務・管理職の正社員として働いていたという。
「4月末付けでの解雇通知書をわたされました。解雇理由は『能力および協調性の不足』とのことです。額面25万円の給与から収入0になるとは、まさに悪夢です……。その際、会社からは『試用期間からのやり直しであれば、再雇用してあげてもよい』といった説明も受けました」
ただ、試用期間中の給与は、現在より5万円も低くなる。また、途中で切られる可能性も高いという。
「時期が時期だけに、コロナ不況に備えた調整弁にされた、と感じています。一部上場の親会社にも助けを求めたのですが、『子会社の事情なんて知らない、分からない』との回答でした。不本意ながら裁判になってしまう予定です」
男性は嘆息まじりに「本当にコロナには振り回されてばかりで疲れますね」と漏らしている。収入もままならない状況で裁判沙汰ともなれば、当面は逼迫した生活が続きそうだ。
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