医院の9割、新型コロナで「患者受診数が減った」 電話・ネット診察は「責任を問われたときに対処できない」という声も | キャリコネニュース - Page 2
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医院の9割、新型コロナで「患者受診数が減った」 電話・ネット診察は「責任を問われたときに対処できない」という声も

「患者が減った」と答えた人のうち、具体的な影響値として最も多かったのは「2~3割減」(48.1%)。次いで「4~5割減」(28.8%)、「6~7割減」(9.6%)と続いた。また、少数ではあるが「8割以上減」(3.8%)という回答もみられた。

院内での感染対策について聞くと、最も多かった回答は「全スタッフのマスク着用」(98.3%)。次いで「院内の消毒徹底・強化」(95.8%)、「受付での検温・問診の実施」(77.3%)、「感染防護服やフェイスシールドの着用」(65.5%)と続いた。

医科・歯科別でみると、医科は「発熱患者の受付・待合分離」(医科67.3%:歯科18%)、「電話・オンライン診療の実施」(医科65.4%:歯科26%)が多かった。対して歯科は「同時受診患者数の制限」(医科23.1%:歯科86%)などの声が医科と比べて多く集まった。

電話診療・オンライン診療について、「電話診療を導入している」が31.9%、「オンライン診療を導入している」が12.6%と回答。一方約2割は「導入しておらず、今後も導入の予定はない」(22.7%)と回答した。

「導入の予定がない」と回答した理由としては、「眼科だと検査や視診ができないため難しい」「小児科は急性疾患がほとんどであり、オンラインでの診療は難しいと考えられるため」なといった声が寄せられた。また、「責任を問われたときに対処できない」といった声も挙がった。

「導入していないが、現在準備中」(5.9%)「導入していないが、今後検討したい」(23.5%)という人の中では、導入希望は「オンライン診療」(28.6%)が「電話診療」(22.9%)をわずかに上回った。

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