2位は「江戸川区」(203人)、3位は「中央区」(202人)となった。一方、昨年1位の「世田谷区」は待機児童数0となった。
関東エリア全体では待機児童数が減っているが、212自治体中41自治体では待機児童が増加している。前年比で最も待機児童数が増えたのは「船橋市」で125人増加。近年の大規模な再開発などから人口が増加し、保育需要に繋がっていると見られる。
0~5歳人口あたりの待機児童率を算出したところ、1位は昨年度同様「神奈川県葉山町」(3.66%)。同町は近年、認可保育所の整備を進めているものの、新規の受け皿の確保が追いついていない状況だ。
2位以降、「千葉県富里市」(2.49%)、「中央区」(2.30%)と続く。中央区は湾岸エリア開発の伴い、20年間で5歳未満の人口が3倍以上に急増しており、待機児童の問題が深刻化している。
待機児童率をエリア別に見ると、東京都23区では中央区以外は1%未満になっているが、三鷹市、調布市、小金井市、小平市、国分寺市、狛江市は1%を超え、高水準地域が北多摩エリアに集中している。