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一生独身の予定という方へ。そのメリット・デメリットと必要な準備

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一生独身でいようと考える方の理由は千差万別。結婚に興味がないという方から、婚活の不安でそう考えてしまう方、ご自身にしかわからない事情で一生独身を決めた方もおられるでしょう。

一生独身でいるということは人生における一つの選択肢です。だからこそ、決めたのであればそのメリットとデメリットを理解してより良い独身ライフを過ごすための準備を整えましょう。

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一生独身の男女はどのくらい?

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昔に比べると独身者が増えていると言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

2015年の国勢調査によれば、年代別の男女の生涯未婚率(50歳まで一度も結婚したことのない人の割合:%)は以下のようになっています。

1970年 男性1.70/女性3.33
1980年 男性2.60/女性4.45
1990年 男性5.57/女性4.33
2000年 男性12.57/女性5.82
2010年 男性20.14/女性10.61
2015年 男性23.37/女性14.06

未婚者の割合は徐々に増え、2000年代に入ると急激に増加。2015年時点では男性23.37%、女性14.06%となっています。男性のおよそ4人に1人が、女性のおよそ7人に1人が一生独身ということになります。

独身を選択する理由と傾向

一生独身の男女は増加傾向にありますが、なぜ独身でいるのでしょうか。調査データをもとに、その理由や傾向を考えていきましょう。

独身でいる理由

2015年に国立社会保障・人口問題研究所が実施した第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)によれば、25~34歳男女の「独身にとどまっている理由(3つまで選択可)」は上位から以下のようになっています。

【男性】

適当な相手にめぐり会わない(45.3%)
まだ必要性を感じない(29.5%)
結婚資金が足りない(29.1%)
自由さや気楽さを失いたくない(28.5%)
趣味や娯楽を楽しみたい(19.4%)
仕事(学業)にうちこみたい(17.9%)
異性とうまくつきあえない(14.3%)
住居のめどがたたない(7.2%)
まだ若すぎる(3.8%)
親や周囲が同意しない(2.7%)

【女性】

適当な相手にめぐり会わない(51.2%)
自由さや気楽さを失いたくない(31.2%)
まだ必要性を感じない(23.9%)
趣味や娯楽を楽しみたい(20.4%)
仕事(学業)に打ち込みたい(19.1%)
結婚資金が足りない(17.8%)
異性とうまくつきあえない(15.8%)
住居のめどが立たない(5.1%)
親や周囲が同意しない(4.8%)
まだ若すぎる(2.4%)

男女ともに「独身にとどまっている理由」の1位は「適当な相手にめぐり会わない(男性45.3%)(女性51.2%)」となっており、それぞれ半数近い人が選択しています。男性の2位「まだ必要性を感じない(29.5%)」は、女性でも3位(23.9%)となっており、男女ともに独身でいる大きな理由となっているようです。

また、男性の4位、5位、6位は、順に「自由さや気楽さを失いたくない(28.5%)」「趣味や娯楽を楽しみたい(19.4%)」「仕事(学業)にうちこみたい(17.9%)」となっており、これらは女性では2位(31.2%)、4位(20.4%)、5位(19.1%)と、より多くの人が選択しています。男女ともに、結婚することで今の充実した生活を崩したくないという思いがあるのかもしれません。

また、「結婚資金が足りない」を理由に挙げる人も多く、男性では3位(29.1%)、女性では6位(17.8%)になっています。

以上の理由を見ると、「まだ必要性を感じない」「自由さや気楽さを失いたくない」「趣味や娯楽を楽しみたい」「仕事(学業)にうちこみたい」「まだ若すぎる」は『あえて結婚しない理由』、「適当な相手にめぐり会わない」「結婚資金が足りない」「異性とうまくつきあえない」「住居のめどが立たない」「親や周囲が同意しない」は、『結婚することができない理由』に分類できます。

あえて独身でいる人の傾向

前出の調査結果を整理すると、独身でいることを選んでいる男女は以下の傾向に分類できます。

ひとりで生活する自信がある人

経済的に不自由がなく、身体的に健康で精神的にも満たされていれば、不安や孤独を感じることは少ないでしょう。さまざまな側面においてひとりで生活できる自信のある人は、結婚の必要性を強く感じないのかもしれません。

自由でいたい人

結婚をすれば、家族に対する責任が伴います。また、独身の場合と比べて、お金や時間、行動などが制限されます。そういった制限や束縛を嫌う人は、独身でいることを望むのでしょう。

仕事や私生活が充実している人

仕事で成功している、趣味に打ち込んでいる、気の合う友人と集まってよくパーティーをしているなど、仕事や私生活が充実している人は「寂しい」、「家族が欲しい」などと思うことが少ないのかもしれません。

また男女雇用機会均等法があるとはいえ、今でも女性は妊娠や出産、育児がキャリアの中断になるケースが見られます。そのため、仕事に強くやりがいを感じている女性のなかには、そういったことを避けたくて独身でいる人もいるかもしれません。

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独身でいることのメリット・デメリット

テレビを見る女性

では、独身でいることには、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

メリット

前出の第15回出生動向基本調査において、「独身生活に利点がある」と考えている18~34歳の未婚者に「主要な独身生活の利点(2つまで選択可)」を問う設問では、以下のような結果になっています。

【男性】

行動や生き方が自由(69.7%)
家族扶養の責任がなく気楽(26.7%)
金銭的に裕福(25.2%)
広い友人関係を保ちやすい(17.3%)
異性との交際が自由(7.2%)
住環境の選択幅が広い(6.3%)
現在の家族との関係が保てる(3.4%)
職業をもち社会との関係が保てる(2.8%)

【女性】

行動や生き方が自由(75.5%)
広い友人関係を保ちやすい(25.8%)
家族扶養の責任がなく気楽(19.8%)
金銭的に裕福(16.2%)
現在の家族との関係が保てる(10.6%)
職業をもち社会との関係が保てる(9.8%)
住環境の選択幅が広い(6.0%)
異性との交際が自由(4.9%)

行動や生き方が自由

男女ともに2位以下に大きな差をつけて「行動や生き方が自由(男性69.7%)(女性75.5%)」が1位になっています。「住環境の選択幅が広い(男性6.3%)(女性:6.0%)」といった項目も、独身だからこその自由な選択といえるでしょう。

また責任がないことを自由と考えるなら、「家族扶養の責任がなく気楽(男性2位:26.7%)(女性3位:19.8%)」も自由な生き方に近しい内容です。

金銭的な余裕

「金銭的に裕福(男性3位:25.2%)(女性4位:16.2%)」など、自分の意志で自分のためだけにお金を使うのは独身ならではと言えます。

周囲との関係性を保ちやすい

男性4位「広い友人関係を保ちやすい(17.3%)」、7位「現在の家族との関係が保てる(3.4%)」、は、女性では2位(25.8%)と5位(10.6%)。男女とも、周囲との今の関係性を保てることを独身生活の利点と考えていますが、その傾向は女性の方がより強いようです。

また、男性8位「職業をもち社会との関係が保てる(2.8%)」は、女性では6位(9.8%)。結婚や妊娠・出産・育児が、自身のキャリアへ何らかの影響を与えると考える人は女性の方が多いのかもしれません。

デメリット

一方独身でいることのデメリットには、次のようなことが考えられます。

孤独感

幸せそうな家族を見た時、仕事で疲れて真っ暗な部屋に帰ってきた時、実家からひとり暮らしの部屋に戻った時などに、ふと孤独を感じることがあるかもしれません。また、結婚している友人が家族の話をする時、子どもの世話をする様子を見た時などに、寂しくなる人もいるようです。

家族の支えがない

日々のちょっとしたトラブルや人間関係で嫌なことがあって落ち込んだ場合に、支えてくれる家族がそばにいません。心の支えだけでなく、病気をした時の身体的な支え、金銭が必要な場合の経済的な支えなどもありません。

周囲の目

親族や友人からの「結婚しないの?」という言葉や、直接言われなくても、そういった目で見られることに疲れることがあるかもしれません。親戚の集まりや同窓会などに行くことを避けたくなる人もいるようです。

老後の不安

年を重ねるごとに老後に不安を感じるようになるといったことはあるようです。健康なうちはいいけれど、体調がすぐれなくなった時や体が不自由になった時に、サポートしてくれる家族がいないことはやはり不安でしょう。孤独死のニュースを耳にすると、他人事とは思えず不安が増す人もいるようです。

一生独身でいることを決めたら何をすべきか

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一生独身でいることにはメリットもデメリットもあります。それらを把握した上で、どちらを選択するかは個人の自由と言えます。

ただし、一生独身でいることを決めたら以下のことをする必要があるでしょう。

健康管理

独身の場合は、頼れるのは自分だけ。病気やけがで動けなくなった時、世話をしてくれる人がいないだけでなく、収入も途絶えてしまうことは肝に銘じておく必要があります。そのため、健康管理には留意しなければいけません。健康診断や人間ドックで定期的に健康状態をチェックし、日ごろから栄養バランスのとれた食事と適度な運動を心がけることが大切です。

ライフプランニング

一生独身の場合は、家計においても自分だけが頼りです。月々生活していくのに十分な収入を維持していかなければいけません。病気やけがなどで収入が途絶えた場合に備え、保険に加入した方がいい場合もあるでしょう。また、老後の年金も当然自分ひとりの分だけになります。いつ、どんな支出があるのか、どれだけ貯蓄が必要なのか、一人で考えるのは難しいですので、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いでしょう。

人間関係の構築

何でもひとりでやっていける自信があっても、病気やけがなどでどうしても人の助けが必要になる場合があります。また、何かあった時に相談できるような人がいれば心強いでしょう。友人、近所の人、医療や福祉でお世話になっている人など、いざという時に頼ることのできる人と普段から良好な関係を構築しておきましょう。

一生独身でいるならそれに向けての準備を

女性 ライフスタイルイメージ

ご紹介したように、独身のメリットには時間やお金を自由に使えること、周囲との今の関係性が保ちやすいこと、デメリットは孤独感や家族の支えがないこと、老後の不安などが考えられます。一生独身でいるならば、健康管理やライフプランニング、いざという時に頼れる人間関係づくりをしておきましょう。

今回は一生独身でいることを前提に情報を提供してきました。しかし、結婚して家庭を持つと、独身の時のような気楽さはなくなるものの、ひとりでは味わうことのできない心の安らぎを得られるメリットがあります。また、今までの交友関係に影響を与える可能性はゼロではありませんが、家族を通して新たな出会いが生まれる可能性も多いにあります。

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