職住近接って結局どう?「休日にも仕事を思い出してしまう」「ブラックだと呼び出される」という声も | キャリコネニュース - Page 2
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職住近接って結局どう?「休日にも仕事を思い出してしまう」「ブラックだと呼び出される」という声も

この投稿に対して、「通勤時間というのは無駄以外の何物でもないので、住むところは職場に近ければ近いというのは本当に良くわかる」など、短いに越したことがないという意見が相次いで見られた。

自宅から徒歩10分の距離に住んでいる人物は、「電車乗らないだけでめっちゃストレス減る。加えて育児中なので、すぐお迎えいける(保育所から自宅は徒歩5分)ので生活の質が良い」と満足そうだ。ほかにも、

「職住接近いいよね。昼休みに猫に餌やって、残り物でご飯食べて、また職場に戻る。生活するために働いているんだ」

など、職場の近くに住むメリットを書く人が多かった。

往復で2時間を通勤に要した場合、月20日稼働で40時間を通勤に充てている。年間480時間に上り、年に約20日を通勤で消費していることになる。この時間をリラックスや勉強などに使えたら、人生の豊かさは増すはずだ。

「会社が近すぎて落ち着かない。休日は電車で数駅離れた場所に行き、気分を変えていた」

だが、職住近接もメリットだけではない。職場から近すぎるがゆえに悩んだ経験を持つ人もいる。

「車で5分のところが職場だったころ、はじめは昼食を妻子と一緒に自宅で食べていたが、オンとオフが切り替えられず、途中から自宅昼食をやめた。『居心地がいい家を出て、これから仕事か』を1日2回は無理だった」

長時間通勤はストレスになるが、職場(オン)と自宅(オフ)に適度な距離があると、気持ちの切り替えはできる。ほかには、「徒歩5分だったときは生活圏で職場の人に会うのが息苦しかった」「ブラックだとなにかあったらすぐ呼び出される」といった声も寄せられた。

筆者(編集部S)は、職住近接の生活を意図的に手放した友人(30代男性、事務職)に話を聞いた。

彼は家が職場に近すぎたことのデメリットについて「生活するエリアと仕事をするエリアが同じなことですね」と言い切る。通勤時間を短縮し、自由に使える時間を増やしたいという思いから、徒歩5分の場所に部屋を借りた。しかし現実は違った。

「会社が近すぎて、なんだか落ち着きませんでした。ちょっと歩いたら会社があるわけですから、いつも会社のことを思い出してしまいました。なので、休みの日には電車で数駅離れた場所に行き、気分を変えました」

彼はその後引っ越し、現在は片道20分の通勤でオンとオフを切り替えている。

「通勤時間は短いに越したことはないですが、あまりに近いのは自分には合わなかったですね」

職住近接は、向き不向きはあるようだ。

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