「前年と比較し、採用活動は大変だった」と回答した企業は計68%。「変わらない」は22.7%、「わからない」は5.2%、「大変でなかった」は4.1%となった。
近年、企業が頭を抱えている”内定辞退”についても聞いた。内定者通知をした人のうち内定辞退者は「16~20%」(11.3%)が最多だが、同率で「わからない/答えられない」が並んだ。次いで、「6~10%」「21~25%」(ともに10.3%)となった。4社中1社が内定辞退者を31%以上出している。
内定通知後の内定辞退者の割合は前年と比べ増加したかを聞くと、「増えた」が計56.8%となった。内定辞退率を課題として捉えている企業は88.9%にのぼる。採用担当者からは今年の採用活動は大変だったとの声が多かった。
内定者に対するフォローは「メール」「電話」が多い傾向
内定者に対し、入社までにどのようなフォローを行なっているかを聞くと、1位は「メール」(68%)。2位以降、「電話」(59.8%)、「個別の人事面談」(42.3%)、「集合研修(内定者研修など)」(37.1%)、「先輩社員による懇親会」(33%)、「人事による懇親会」(29.9%)、「個別の先輩社員面談」(28.9%)、「インターン」(27.8%)、「個別の役員面談」(19.6%)、「個別の社長面談」(13.4%)と続く。
内定者への入社までのフォローは、内定者が満足いくほど行えていると回答した採用担当者は52.6%。一方、35%は「内定後のフォローが行えていない」と回答した。同社は「企業側はフォロー体制について見直す必要がありそう」とコメントしている。
今年の内定通知者数は、「6~10名」(16.5%)が最多。以降、「1~5名」「151名以上」(同12.4%)、「51~100名」「101~150名」(同9.3%)、「16~20名」(8.2%)と続く。