商品パッケージには閻魔大王のようなイラスト。注意書きとして「辛さが非常に強いため、激辛が苦手な方の喫食や早食い、大食いなどの挑戦はご遠慮ください」と記載されている。
麺を湯切りして激辛ソースを開けた瞬間に”辛い匂い”が漂った。食べると、口に入れたそばから辛い。激辛を謳っても、多くの商品は最初に旨味が来て、その後から辛い感覚が来る。
しかし今回の「獄激辛」は一口食べた瞬間から辛く、即座に「痛い」「熱い」に変わる。即座に体中の毛穴が開き、頭皮から汗がにじむ。これらの感覚は通常、食べ続けてしばらく経ってから来るものだ。
筆者は比較的激辛への耐性はあると思っていた。だが同商品は完璧に身体が拒否反応を起こしている。口内と唇は真っ赤でヒリヒリしていて、一口で「もう食べられない」とギブアップしたくなる。
鼻水と涙が出て、鼻腔が熱い。口の中が切れているのではないかと思うほどだ。辛いものを食べて起こるヒリヒリ感は炎症なので、口に氷を含むが(水を飲むと逆効果だ)全く収まらない。10分ほどなめ続けてようやくマシになった。それでもまだ痛い。
食べ始めから1時間経過しても唇と口内が熱い
一旦休憩して再度挑戦するが、5口ほど食べたあたりで猛烈に耳が痛くなった。もう無理だ。今後激辛好きとは名乗る気力もなくなるほど辛かった。食べてから1時間程度経過しても、まだ唇と口内が熱い。
結局、筆者は10口も食べられなかった。残った麺はもったいないのでザルにあけてお湯で辛いソースを流した。その際、辛い成分を含んだ湯気が鼻に入り、痛かった。洗った麺はオタフクのお好みソースをかけて食べた。しっかり流したつもりだったが辛かった。
それでも「あ、これは食べられるものだ」と身体が受け付けてくれた。ペヤング獄激辛は食べようと思っただけでもすごいレベルの辛さだ。ソースをフルに使って食べきった人はすごい。称賛したい。