学生時代に愛したラーメン屋を救いたい!新型コロナで閉店危機の江古田・五十三家で日芸OBが現役生におごるプロジェクト | キャリコネニュース
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学生時代に愛したラーメン屋を救いたい!新型コロナで閉店危機の江古田・五十三家で日芸OBが現役生におごるプロジェクト

コロナ対応!先輩が後輩にラーメンをおごるプロジェクト

コロナ対応!先輩が後輩にラーメンをおごるプロジェクト

新型コロナウイルスの影響で飲食店に大きな影響が出る中、日本大学芸術学部(以下、日芸)の卒業生が江古田キャンパス近くにある「横浜家系らーめん五十三家」(東京都練馬区)の救済プロジェクト「#五十三家おごってやるよ」を実施する。

プロジェクトは日芸OBから寄付を募り、集まったお金で同学の学生証を見せた学生に1杯のラーメンを無料で提供するというものだ。3月25日から、ラーメンの提供額が寄付金の合計額に達するまで実施する。発起人の卒業生・柏原平志朗さんは、

「江古田には沢山のラーメン屋があるけど、特に思い出深いのが五十三家です。五十三家が潰れそうだと知った瞬間にそれだけは嫌だ!と思いまして」

と救済プロジェクトを思い立ったと話す。五十三家は3月中旬、ツイッターで「新型肺炎で客足減少のため経営が厳しくなりました」と投稿していた。

「社会人だからお金があるけど、食べにいく時間はない。でも学生は逆」

プロジェクトでは、卒業生から1人1万円の寄付を募り、日芸生であれば「らーめん(並)」(720円)を1杯無料にする。なおライスは1杯無料。寄付という形ではあるが、店には前払いで売上が入ることになる。

写真は味玉らーめん

写真は味玉らーめん

25日現在、寄付総額は21万円。約270杯のラーメンが提供できる。柏原さんは五十三家について、

「学生の頃はお金が無かったので、ライス無料の五十三家に助けられました。僕の中で、横浜家系といえば五十三家というくらい好きなラーメン店です」

と語る。自身も学生時代、先輩にラーメンを奢ってもらっていたといい、

「社会人だからお金はあるけど、食べに行く時間はない。頻繁には通えない。でも、学生には時間があるけどお金がない。五十三家に営業を続けてほしいのはもちろん、卒業した先輩たちが五十三家に1万円納めて、見ず知らずの後輩にラーメンをおごるのは楽しそうだなと思いました」

と語る。五十三家の投稿から約1週間で提供に至った。これについては「3月25日に卒業式が行われるので、それに間に合わせたかった」という。

なお「#五十三家おごってやるよ」とツイートした同学学生には味玉がサービスされる。柏原さんは「見知らぬ後輩が僕らのお金で食べたラーメンをツイッターに上げてくれたら、学生時代に慕ってくれてた後輩を思い出して号泣すると思います」と話した。

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