プロジェクトでは、卒業生から1人1万円の寄付を募り、日芸生であれば「らーめん(並)」(720円)を1杯無料にする。なおライスは1杯無料。寄付という形ではあるが、店には前払いで売上が入ることになる。
25日現在、寄付総額は21万円。約270杯のラーメンが提供できる。柏原さんは五十三家について、
「学生の頃はお金が無かったので、ライス無料の五十三家に助けられました。僕の中で、横浜家系といえば五十三家というくらい好きなラーメン店です」
と語る。自身も学生時代、先輩にラーメンを奢ってもらっていたといい、
「社会人だからお金はあるけど、食べに行く時間はない。頻繁には通えない。でも、学生には時間があるけどお金がない。五十三家に営業を続けてほしいのはもちろん、卒業した先輩たちが五十三家に1万円納めて、見ず知らずの後輩にラーメンをおごるのは楽しそうだなと思いました」
と語る。五十三家の投稿から約1週間で提供に至った。これについては「3月25日に卒業式が行われるので、それに間に合わせたかった」という。
なお「#五十三家おごってやるよ」とツイートした同学学生には味玉がサービスされる。柏原さんは「見知らぬ後輩が僕らのお金で食べたラーメンをツイッターに上げてくれたら、学生時代に慕ってくれてた後輩を思い出して号泣すると思います」と話した。