新型コロナウイルスの感染拡大を受け、臨時休校を延長する自治体が相次いでいる。そこで影響を受けているのが給食だ。農水省は今年3月、学校給食用に納入予定だった食品を一般向けに販売する「食べて応援学校給食キャンペーン」をスタートした。
通販サイト「うまいもんドットコム」内で実施しており、本来なら給食として利用されるはずだった食材を一般向けに販売している。購入件数は4月1日現在、累計6万3000件以上。キャリコネニュースも実際に購入し、調理してみた。
10キロの角切りの鮭、5キロのよもぎ団子などが販売されている
商品は魚の切り身や加工食品の「水産品」、チキンカツや餃子などの「加工品」、ケーキや和菓子などの「お菓子・飲み物」、野菜などの「農産物」、肉やバターなどの「畜産品」、春雨やカレールウなど「その他」の6種類に分類されている。
給食用というだけあり、10キロの角切りの鮭(税込1万8360円/冷凍)や、5キロのサバの切り身(5400円/冷凍)、肉も鶏もも切り身肉が10キロ(1万3392円)、豚モモこま切れ肉が2キロ(4320円)など大容量での販売が多い。
お菓子もさつまいもプリン40個で2808円、よもぎ団子5キロで3033円(いずれも冷凍)と、一人暮らしの筆者は普段一度買う量をはるかに超えている。しかし送料無料と考えると破格だろう。
商品は随時追加されているため、しっかりチェックする必要がある。筆者もエビのフリッターを狙っていたが、すぐに売り切れになってしまった。かわりに購入したのは「琵琶湖産使用!わかさぎフリッター1キロ」(1512円/冷凍)。
購入日は3月18日だが、注文が殺到していたため届いたのは4月3日だった。冷凍のまま配達された。大袋にころものついたワカサギが詰められている。筆者は肉を500グラム程度買って冷凍保存するが、フリッターの1キロはまさに大量だった。
フィッシュ&チップスのような味わい ビールが欲しくなる
調理方法は180度の油で2~3分程度揚げるだけなので、さっそく揚げてみた。大量の油を使うのも気が引けるので、卵焼きフライパンに油を入れ半身ずつ揚げる。
食べてみると、衣は厚めでカリッと揚がっている。筆者は揚げ物を作るとべちゃっとすることが多いのだが、2回揚げても相変わらずいい食感だった。揚げ物のころもが好きな身としては嬉しい。
フリッターは塩やコショウをかけても、マヨネーズ、ケチャップ、タルタルソースでディップしても美味しい。
味はフィッシュ&チップスの白身魚みたいなので、ビールが欲しくなる。追加で冷凍のポテトを揚げてフィッシュ&チップスにするのもいいだろう。昨今オンライン飲みが流行っているが、開始前に揚げておくのもいいかもしれない。
ちなみに筆者は15匹程度揚げたが、同量をあと10回は揚げられるほど残っている。これで1500円というのは安い。普通に食べる以外に、揚げ出し豆腐風や南蛮漬け風にしても美味しそうだ。賞味期限は来年2月なので、試行錯誤しながらゆっくり消費していきたい。