具体的には、東京五輪・パラリンピックの延期が決まった3月24日時点で「ウイルスが日本で広がる不安」(82.0%)、「自分自身がウイルスに感染する不安」(59.8%)、「自分自身の重篤化や死の不安」(42.1%)だったそれぞれの回答率は、翌25日に92.2%、76.6%、55.7%まで上がっている
さらに、30日に志村けんさんが亡くなると、それぞれ93.0%、81.3%、69.7%に上昇。中でも「自分自身の重篤化や死の不安」は14ポイント上がっており、国民的タレントの死去というインパクトの大きさが感じられる。
また、同居者に関する調査では、住まいに乳幼児がいる人では7割超が「とても不安がある」(73.4%)と回答。3月上旬実施の前回調査から15ポイント増えた。さらに、高齢者がいる人では、同回答が51.7%で前回比22ポイント増。基礎疾患を持つ人がいる人では、同回答が64.2%で同23ポイント増だった。
新型コロナ関連で役立った情報源を聞くと、最多は「テレビ」(83.2%)。以降は「インターネット」(49.6%)、「新聞」(32.1%)と続いた。
テレビの情報については、過半数が「どのように予防対策や行動をすれば良いか、わかりやすかった」(52.4%)と回答。一方で「不安を煽るような映像や表現が多かった」(53.1%)という声も半数を超えた。