フレーバーは全種類から選べる。ここは映えを意識して、ピンクと白のコントラストが可愛らしい「ラブポーションサーティーワン」や、ポップロックキャンディ入の「ポップシャワー」を入れるか迷ったが、映えが何だ。ここは好きなものを食べたい。
選んだのは「ラムレーズン」「ジャモカアーモンドファッジ」に、月替りの「チョコ&クッキーチーズケーキ」。どっしり系アイスを3つ選んで、ちょっとすっきりしたのが欲しいかも……と最後はラムとライムのカクテルをイメージしたシャーベット「ダイキュリーアイス」にした。
映画館で頼むLサイズのポップコーンより大きいのでは? と思うほど巨大なボックスに店員さんがアイスをすくって入れていく。シングルサイズではなく、レギュラーやキングといった大きめサイズだ。箱にアイスがバンバン入っていく様子はめちゃくちゃテンションが上がる。
途中で量りに載せ、さらにアイスを追加していく。ドライアイスが無料でつけてもらえるのが嬉しい。「スプーンはいくつおつけしますか?」と聞かれて「4本で」と言ったが、筆者は一人暮らしだし、人と遊ぶ予定もない。
あたかも「いやこれ一人で食べるつもりじゃないんですよ」という見栄を張ってしまった自分に辟易するが、受け取った商品があまりにもずっしりしておりどうでもよくなった。総重量は教えてもらえなかったが「シャーベットはアイスクリームより重いです」とは教えてもらえた。
お皿に盛り付けて食べるとなんかお上品で物足りない……そうだ直食いだ!
家に帰って量ると1.2キロあった。これが10人前……。ただ、蓋を開けるとアイスクリームがぎっしりと詰められていて、”10人前”という言葉以上に興奮した。少し溶けてしまったが、各フレーバー2玉ずつはあった。
さっそく皿に盛り付けて食べてみたが、どこかお上品な気がする。当然美味しい。自宅でサーティーワンが食べられるのは嬉しい。でもカップやコーンで食べたほうが特別感はある。コーンやカップを別途オプションでつけてほしかった。
思い返すと、このスーパービックカップはすべて筆者のものなのだ。誰に遠慮する必要があるのか。サーティーワンのピンクのスプーンでビッグカップからそのまま食べた。行儀が悪いのは分かっている。しかし背徳感が増してより美味しく感じた。大人最高。
とはいえこれを完食することは無理なので、蓋をして冷凍庫に入れた。ギリギリ入ったが、一人暮らしの冷凍庫を圧迫する。それでも、仮に仕事が大変でも「うちの冷凍庫にはでかいサーティーワンある」と思ったら何だって乗り越えられる気がする。生きていてよかった。