多かったのは、レジ袋の有料化で従業員の仕事が増えた、という声だ。
「うちの店は前から有料でしたが、袋が5種類(1~5円)もある。『袋要りますか?』だけなら全然いいんだけど、サイズ聞くのが本当に面倒くさい。ほとんどのお客さんは必要な分だけ言ってくるけど、たまに明らかに入らないサイズの袋言ってくる人居るから」
袋がいるかどうかだけでなく、サイズまで聞くのは非常に面倒だ。さらには「小さい袋に無理やり商品を詰め込まなければいけない」という神経を使う業務まで追加されているようだ。
また、「薬局だけど、わざわざ袋代とって1円玉が増えていくの面倒くさい、毎回のレジの動作も増えるし」とレジ袋が少額であるために、細かいお金の出入りが増えたことにも煩わしさを覚える人も多かった。
エコ袋の場合は客、店員のどちらが袋詰め?
有料化を知らない客のクレームにつながるケースもあるようだ。早速被害に遭った人からの報告もみられた。
「『レジ袋有料で3円かかります』って言ったら、怒って『じゃあいらない!』ってレジに商品置いて帰られた。呆れちゃうよね」
「今日コンビニで前に並んでた爺さんが、レジ袋有料知らなかったのか、『それならこんなものいらんわ!』って怒鳴って商品をそのままレジに置いて買わずに帰ってた。お弁当も温めてたのに」
レジ袋の有料化が定着するまで、従業員は理不尽なクレーム客に耐えなければいけない。当然、店側は徹底した周知を心がけるべきだが、どれだけ丁寧に説明しても、頭に血の上ったクレーマーには届かない現状があるようだ。
また、今後普及するであろうマイバックに関する不安も多かった。「マイバッグは客と店員、どちらが袋詰めするんだろ…」といった声のほか、
「何年か前にコンビニで働いてた時の話だけど、マイバッグ持参してくるのはだいたい高齢者だったけど、ほぼほぼの確率でバックを開けた瞬間、腐った雑巾の様な匂いがした」
ただでさえ、現在は新型コロナウイルスの感染防止の観点から、小銭やお札を介した接触を避けるためにキャッシュレス決済を促す店が多い。不衛生なマイバッグを触らなくてはいけないのなら、本末転倒と言わざるを得ないだろう。