ホテルニューオータニ(東京)は8月4日、ホテルに泊まりながらオフィスのように使う30連泊プラン「スーパーワーケーション」の予約受注を始めた。”ワーケーション”は、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語で、リゾート地などの環境の良い場所で休暇を楽しみながらリモートワークを行うことを指している。
今回のプランでは客室をパーソナルスペースとして利用でき、一切の接触を避け、誰にも邪魔されずに仕事に打ち込める環境が整っている。高速通信Wi-Fiも整備されており、追加の通信費や光熱費の支払いを心配する必要もない。
屋外プール利用券やレストラン優待などの特典も
同ホテルでは3月から、作業効率を上げる快適な客室と室内で楽しめる美食体験をセットにした「デイユーステレワークプラン」を販売。7月31日までの累計では、日帰り利用が前年同期比231%に伸長し、新型コロナ禍においてホテルでのワークニーズは高まっているという。
バケーションの観点からも、同ホテルは仕事のリフレッシュに最適だ。隣接する日本庭園は約1万坪あり、高さ約6メートルの大滝をはじめ、青々とした木々がつくる都会のオアシスになっている。
ホテル周辺には、ランナーの聖地として知られる皇居のほか、緑豊かな迎賓館や赤坂御用地なども。滞在中は駐車場が無料で使用できるので、公共交通機関を避けた移動もできる。
今回のプランならではの特典もある。都内シティホテル最大級の屋外プール利用券5回分や、最大20%オフになるレストラン優待など。このほか、同ホテルで提供しているエステメニューを特別価格で受けられたり、最新eバイクの無料レンタルなども利用したりできる。また、都民限定特典として、すべてのランドリーサービスを半額で利用できる特典もある。
期間は8月6日~9月30日で、チェックインは8月31日まで。先着100室限定。価格は、30泊31日で39万~114万円で、客室タイプや宿泊人数により異なる。
宿泊には条件があり、30連泊限定の特別料金なので減泊による返金などはできないという。また、同一の利用客が宿泊することを前提としているため、滞在者が別人と判明した場合には通常の素泊まり料金を請求される。