メルカリが8月5日、イソジンなど「ポビドンヨード」などの成分を含むうがい薬の出品について注意喚起を行った。
大阪府の吉村洋文知事らが4日、「ポビドンヨード」の入ったうがい薬が新型コロナウイルスに効果が確認されたなどと発言。ドラッグストアなど小売店では市販うがい薬の買い占めが見られ、メルカリでも高額転売が相次いだ。
商品名などにウイルス名や予防効果を記載すると薬機法違反の恐れも
メルカリは、「『ポビドンヨード』等の成分を含むうがい薬は『医薬品』に該当するため、メルカリでは出品を禁止しております」とアナウンス。
このほか医薬部外品のうがい薬の出品についても供給が不足している商品・生活必需品を高額転売することは「メルカリ事務局で不適切と判断される行為」に該当するとし、商品の削除、利用停止などの措置を実施する場合があるとしている。
また、「商品名や商品説明に病名やウイルス名、具体的な予防効果を記載する行為は、薬機法や健康増進法などの法律違反となるおそれがありますので、お控えいただくようお願いいたします」と呼びかけた。
5日17時現在、ポビドンヨードを含有しないうがい薬のみが出品されている。すでに削除されてしまったものもあった。