【いまなら割引】数百万円の講師収入を得る人も登場? オンライン教育サービス「Udemy」(ユーデミー)に注目のコースが増えているぞ!
パソコンやスマホさえあれば、自宅に居ながらにして学びたい知識が得られる「オンライン教育サービス」。インターネット時代に時間と場所を問わない学習方法として注目されてきたが、日本語の有益なカリキュラムがようやく増え始めているようだ。
さらにプラットフォームによっては、有料のプログラムで講師が収入を得ることができる仕組みも出始めている。世界で1000万人以上が受講し、通信教育のベネッセが日本語版をサポートしている「Udemy(ユーデミー)」の例を見てみたい。
人気の「基礎写真講座」を1000人以上が受講
いまUdemyでは「誰にでもわかる基礎写真講座」というコースが人気を集めている。レンズやシャッター、ISO感度、露出などのカメラの基本的知識から、実践的な撮影テクニックまで62のステップで学べるものだ。
各ステップの動画は、1分程度のものから4~5分まで飽きない長さのものが多いが、簡単な説明では理解が難しい「絞り(F値)」(8分52秒)や「レベル補正とトーンカーブ」(6分11秒)などは十分な時間を割いている。
テクニック編では「人物・動物などの撮影」(17分23秒)など、1ステップで10分以上の時間を取っているものもある。すべて視聴すると約3時間半になるが、好きなタイミングで一時停止したり、何度も繰り返し見たりすることができるのが「オンライン教育サービス」のいいところだ。
このコースは現在40%オフの特別価格10,100円ですべてのステップを視聴できるが、8月19日現在で1,252人が受講中。76人がレビューを寄せ、5段階平均で4.3の評価を獲得している。5つ星(43%)と4つ星(36%)が全体の約8割を占めており、受講者に支持されているようだ。
このコースの講師は、及川均さん。大学卒業後、電力会社に入って沖縄に赴任。現地でダイビングのライセンスを取って海中撮影をするうちに「安定した仕事も大切だが、自由な人生も悪くない」と思うようになり、カメラマンとして独立した。
最大で受講料の96%が「講師の収入」に
及川さんは水中カメラマンや360度VRパノラマ撮影など様々な撮影の仕事をするかたわら、Udemyに「基礎写真講座」を開設したところ、注目を集めるようになった。
Udemyはコースの作成が無料で、講師のプロモーションで受講生を集めた場合には、売上の96%が講師の収入として分配される。Udemy経由の受講でも、33%が講師の収入分配に。オンライン教育サービスの講師には、数百万円の収入を得る可能性もある。
Udemyには趣味だけでなく、ビジネススキルやプログラム開発、マーケティング、言語、資格など幅広いジャンルのコースがある。受講生としてだけでなく、自分の得意分野でコースを開設することを検討してみるのもいいかもしれない。
ちなみに各コースでは、講座の雰囲気がわかるサンプル動画を公開している。日本人が講師を務める以下のコースあたりからチェックしてみてはどうだろうか。
●今井理沙子さん「世界で人気のデザインツール『Sketch 3』入門」
※いまなら受講料39%オフの2,200円
●辻真吾さん「【世界で2万人が受講】実践 Python データサイエンス」
※いまなら受講料40%オフの7,600円
●松村恵さん「星座に隠されたストーリーと季節ごとの星座の見つけ方」
※いまなら受講料40%オフの7,600円
最近開講された「超豪華版!未経験者が有名アプリ開発者になるiOS 10の全て ~20個以上のアプリをつくりながらプロになる~」では、インスタグラムやスマートニュースなど世界的な有名アプリの類似バージョンを作ることができる。こちらもいまなら受講料40%オフの14,400円となっている。
創業者「数学五輪で銀メダル、ネットのおかげ」
受講者としてだけでなく講師ビジネスのプラットフォームとしても可能性を感じさせるUdemyだが、今年6月に米サンフランシスコで開催されたUdemy講師向けミートアップには、世界28か国から160人の講師が参加したという。ミートアップにはUdemy創業者のエレン・バリ氏も登壇し、オンライン教育サービスを始めるきっかけとなるエピソードを披露した。
「私が生まれ育ったトルコの小さな村は、5つの学年を1人の先生が教える学校しかなく、決してよい教育環境ではなかった。しかし自宅にインターネットがつながったことで、自ら数学を学ぶことができたおかげで、数学オリンピックのトルコ大会で金メダル、世界大会の銀メダルを獲得するまで自分の才能を開花させることができたのです」(バリ氏)
他の教育サービスの充実度合いなどから考えると、日本でオンライン教育サービスが普及するかどうかは未知数だ。しかし「仕事や家事が忙しくて学ぶ暇がない」と嘆いている人に、役立つサービスに成長する可能性があるのではないだろうか。
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