次世代を担う起業家に1000万円!学生ビジネスコンテスト「freebit biz challenge COMPETE2019」開催
東京・渋谷にオフィスを置くIT企業のフリービットが、起業を目指す学生を対象にしたビジネスコンテスト「freebit biz challenge COMPETE2019」を実施する。
同コンテストは今年で4回目。起業家マインドを持った学生の育成とその事業化支援を目的としている。応募資格は高校生、専門・高等専門学校生、大学生、社会人学生に加え、今年から中学生も参加可能になった。コンテストの説明会は8~10月に行われる。
募集するのは「テクノロジーを活用した独創的なアイディアで生み出されたビジネスプラン」で、ヘルスケアやIoT、不動産、教育、アドテクノロジーなど幅広い領域が対象。最優秀賞であるプラチナ賞を受賞したチームには事業準備金1000万円(※出資契約)と賞金50万円が提供される。
“ブラッシュアップ面談”のほか起業した先輩との座談会やビジネスセミナーも実施
「freebit biz challenge COMPETE2019」の特徴は、”ブラッシュアップの機会があること”だ。1次選考と2次選考、2次選考と最終選考の間に、学生のプランについて同社グループのインベストメント担当者や事業企画に携わる社員から実践的なアドバイスをもらう機会がある。人事課の田畑有紗さんは、
「プランを『新規性・独創性』『市場性・成長性』『競争優位性』『収益性』『社会貢献性』の観点から評価し、通過チームには面談の際、何が足りないかを伝え再度プランを練ってもらいます。この面談はこれまでのCOMPETE参加者から非常に好評です」
と説明する。過去には面談後にビジネスプランを大幅に変更し、入賞したチームもある。田畑さんは「コンテスト出場後、実際に起業した人もいます」といい、
「今年はブラッシュアップ面談だけでなく、そんな先輩たちとの座談会や、ビジネスプランを練る際に必要な知識などが得られるビジネスセミナーも実施する予定です」
と話す。
「『この事業を実現させたい』というパッション溢れるプレゼンを見たい」
同コンテストはビジネスコンテスト初参加の学生も多い。しかし、様々なバックグラウンドを持った学生が集まるため、田畑さんは「どんなプランが評価されるか、蓋を開けないと分からないのが面白いところ」という。
「あなたの頭の中にある些細なアイディアをぜひ形にしてみてください。リサーチやデータなどで説得力を出すのももちろん必要ですが、やはり『どうしてもこの事業を実現させたい』というパッションが溢れているプレゼンを見たいです。渾身のプレゼンを期待しています」
過去に田畑さんが魅力的だと思ったプランは、2018年度にプラチナ賞を受賞した「TeleClass」。途上国と日本の教室をつなぐプラットフォームサービスだが、このチームは実際にインドの学校に足を運び、現地の教師らとコネクションを作るなど、プラン段階で具体的なアクションを起こしていた。
「最終プレゼンで、海外の現地の方とオンラインで通話している様子を見せてくれました。考えるだけでなく、実際に実現可能なのかなどを深く考えて動いており、プランに対する熱意が強く見えました」
参加後は起業して同社グループ企業と一緒に仕事をしたり、インターンとして働いている人もいる。田畑さんは「このコンテストで出会えたことは素晴らしいご縁だと思っておりますので、いろんな形でつながっていけたら嬉しく思います」と語った。
公式サイトでは、過去の参加者のインタビューも掲載されており、コンテストに参加した感想や、コンテスト出場後の活動についても紹介されている。本コンテストの応募締切は2019年11月5日、最終審査・表彰式は2020年1月29日となる。起業したい学生、成長したい学生はもちろん、興味のある方も挑戦してみてはどうだろう。