具体的にどうすればいいの? 「採用ブランディング」成功事例 | キャリコネニュース - Page 2
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具体的にどうすればいいの? 「採用ブランディング」成功事例

「採用ブランディング」は大事だけれど、ほかの会社はどうしているの?と気になっている人事も多いはず

「採用ブランディング」は大事そうだけれど、いまいち何をすればいいのかわからない…という人も多いはず

優良人材を採用するために欠かせない「採用ブランディング」が近年注目を集めています。採用ブランディングというのは、求職者に「魅力がある」「入社したい」と思ってもらうためのマーケティング戦略のこと。

重要だとはわかっていても、ノウハウがないためになかなか取り入れられていない企業は多いでしょう。ここでは、実際に採用ブランディングで成功を収めている会社の事例を紹介します。

現場の社員が深く採用にコミットしている「DeNA」

DeNAでは、2017年から「フルスイング」という人事プロジェクトをスタートさせ、社員が生き生きと働けるように数多くの人事制度を整備してきました。それとあわせて、同名のオウンドメディアを立ち上げて積極的に情報を発信しています。

人事制度を整備して社員がイキイキ働ける環境をつくる

オウンドメディアを通じて、輝く社員の姿や旬のネタ、DeNAならではのノウハウ等を発信する

魅力や仕事内容、働く環境等が社外に伝わり、優秀でDeNAにマッチした人材が採用できる

という流れで、好循環を生み出しているのです。「DeNAはゲームだけの会社」というイメージも持つ人もいるなか、それを払しょくする狙いも。

また、DeNAではこうしたオウンドメディアでの発信やイベントの登壇、採用における要望出しなどに現場の社員が深く関わっています。各領域のプロフェッショナルが発信することでブランド力を底上げできるうえ、社員たち自身が自社の魅力を再確認できるというメリットも。

事業部内での「採用番長」もいて、メイン業務とあわせて本格的に採用活動を推進。現場の社員だからこそできる「リファラル採用」(社員の紹介による採用)も活発に行われています。

イメージ面でも復活を遂げている「日本マクドナルド」

2013年からの業績不振、そして2014年~2015年にかけて不祥事が続いた日本マクドナルド。サラ・カサノバ社長を中心に、「原点回帰」「遊び心」などをキーワードに積極的なアプローチを行って見事に復活を遂げました。採用面においても、クリーンなイメージを取り戻しています。

マクドナルドと言えば、全国で「クルー体験会」を行って定着率を高めるなど、特徴的なアルバイト採用を行っていることでも有名です。中途採用においては、社員インタビューに力を入れています。

採用ページに職種ごとの社員インタビューを掲載する企業は昨今珍しくないでしょう。しかしマクドナルドは構成が特徴的です。

具体的には、

「ハンバーガー大学(独自の教育施設)」「ダイバーシティ&インクルージョン」「PDS(人事評価制度)」「食の安全」……

など、幅広く24(2019年6月現在)のキーワードを挙げるとともに、それらに関連する社員インタビューを掲載。それぞれのインタビューと同じページにキーワードに関する解説も載せています。

それらを読むことで自然と企業理解が深まり、同社の幅広い魅力が伝わるとともに、キャリアアップへの期待感やグローバル大企業ならではの安心感を抱く構成になっているのです。

視覚に訴えかけ、記憶に残る「TOMORROWGATE」

中小企業の例もみていきましょう。特に中小企業の場合、第一印象で興味を持ってもらうことが重要になってきます。

採用ブランディング事業を展開している大阪に本社を置くベンチャー企業 TOMORROWGATEは、「ブラックな会社」という目を引くテーマで自社の採用ブランディングを行っています。

HPもオフィスも黒くし、ブラックマンデー制度(月末の月曜日は15時出社可)を取り入れるなど、とことん「ブラック」を前面に押し出しています。しかし、蓋を開けてみると有給休暇(年間20日)の消化率は全社員100%、年間休暇125日以上など、ホワイトな職場環境です。

印象的なデザインと、つい続きを読みたくなるようなユーモアあるキャッチコピー・文章で魅力を訴求することで、採用に成功している好例と言えるでしょう。

まとめ

3つの事例を紹介してきましたが、企業によって採用ブランディングの手法はさまざまです。いきなり大がかりな施策を講じるのは難しいかもしれませんが、成功事例から学べることは多いはず。まずは「どんな人に来てほしいか」「自社に対してどんなイメージを抱いて欲しいか」を考えるところから始めてみましょう。

cta_kijun

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