消費増税で78%が「家計が苦しくなると思う」と回答 60代女性では84%と大多数が悲観的に
軽減税率の対象となっている品目で、「対象になる」と正しく認識されていたのは「食品」(80.1%)が最も多く、次いで、「飲食店でのテイクアウト」(53.2%)、「飲料(酒類除く)」(43%)、「定期購読の新聞」(20.6%)、「出前や宅配の食事」(16.9%)と続く。
一方で、軽減税率の対象となっていない品目で、「対象になる」と誤って認識されていたのは、「日用品」(18.3%)が最多で、以降、「飲食店での食事」(14.5%)、「医薬品」(11.8%)だった。
「軽減税率の対象にしてほしいと思う品目」を聞くと、1位は「食品」(69.3%)、2位「飲料(酒類除く)」(54.7%)、「日用品」(53.8%)、「医薬品」(50.3%)、「飲食店での食事」(44.6%)という結果だった。
上位にランクインしたのは、既に軽減税率の対象となっている「食品」や「飲料」など品目のほか、「日用品」や「医薬品」といった日常生活と関わりが深い品目が挙がった。
「消費増税後、家計はどのように変わると思うか」を聞くと、77.7%が「苦しくなると思う」と回答した。男女・世代別で比較すると「苦しくなると思う」という回答が最多だったのは60代女性で84.2%だった。
消費増税後に、自身のおこづかいが減ってしまうと予想する人に、「消費増税後のおこづかいの予想額」を聞き、現在のおこづかい額からの減少額を集計した結果、最も多かったのは「5000円~10000円未満」(31.4%)で、平均額は6691円だった。
増税前に買いだめをしたいもの「ティッシュ・トイレットペーパー」
「消費増税前に、駆け込み購入や買いだめをしようと思う」という人は36.8%だった。具体的には、「ティッシュペーパー・トイレットペーパー」(61.3%)が最多で、以降「シャンプー・コンディショナー」(57%)、「インスタント食品」(54.5%)、「飲料(酒類除く)」(37.3%)、「缶詰」(36.7%)という結果だった。
「今回の消費増税時に行われる経済対策で、キャッシュレス決済のポイント還元についてどのくらい恩恵を受けられると思うか」を聞くと、「恩恵を受けられると思う」は50.9%、「恩恵は受けられないと思う」は49.1%で、現在キャッシュレス化が進む日本だが、恩恵を受けられるかどうかについては意見が二分に分かれた。