今度は「男が育児出来ない日本死ね」ブログが話題 「非正規の妻より俺のが給料いいから仕方なく働いてるんだよ!」 | キャリコネニュース
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今度は「男が育児出来ない日本死ね」ブログが話題 「非正規の妻より俺のが給料いいから仕方なく働いてるんだよ!」

「保育園落ちた日本死ね」ブログによって待機児童問題が盛り上がっているが、3月16日、今度は「男が育児出来ない日本死ね」という記事がはてな匿名ダイアリーに投稿され、ネット上で議論を呼んでいる。

会社員だという投稿者の男性は、自分が子育てに参加できないのが不満だといい、

「何で!俺は!男であると言うだけで!1日に1時間しか娘と会う権利が与えられないんだ!」

と憤慨。朝8時に家を出て、夜9時に帰宅すると子どもの寝かしつけが終わっており、「寝顔すら見れないよ!」と嘆く。娘がまだ小さく、今が可愛い盛りなのだろう。

伝統的家族観に激怒「なにが男らしさだあああ!!」

今度は、「男が育児出来ない日本死ね」が話題に

今度は、「男が育児出来ない日本死ね」が話題に

この男性は「世の子持ち男性」が子育てに参加できないことを受け入れているのが納得できないようで、「この喉を掻きむしられるような苦しさを全く感じないの!?ATMなの!??」と投げかける。「育休とれば」という声に対しては

「俺が働かないと家計が成り立たないんだよ!非正規の妻より正社員の俺のが給料が良いから仕方なく働いてるんだよ!」

と説明。男性が外で働き、女性が子育てするよう強いているのは「伝統的家族観」によるとして、「なにが男らしさだああああああああ!!!!クソ食らえ!」と納得できないようだ。

「こんなに心に憎しみが溢れているのに表向きでは『イクメン目指して頑張ります』とか言わないといけないのマジつれええええ!!」

最近は育児休暇をとる男性も少しずつ出てきているが、厚労省の調査によると取得率は2.3%で依然として低い。育休の取得でキャリアに影響が出る、などと考えると躊躇する男性が多いのだろう。そうなると、ブログの男性のように朝から晩まで働き続け、子どもと接する時間がぐっと減ってしまう。

「『子供の可愛い時期は短い』ということに気付いた頃には手遅れ」

この投稿がネットで話題になり、17日までに300件以上のはてなブックマークがついた。「これホントに男が書いてんの?」と真偽を疑う声もあるが、コメントとしては「残業だらけのサラリーマンはこうなるよなあ」「禿同(激しく同意)」と納得するものが多い。

「男も育児に関わることが前提とされてなさ過ぎる。育休や時短勤務している(できる)男は皆無なのは,どう考えてもおかしい」
「『子供の可愛い時期は短い』ということに気付いた頃には手遅れ、というパターンが世の中にごろごろしている。後悔のない人生を」

内閣府のサイトによると、6歳未満の子どもを持つ夫の1日当たりの家事・育児時間は1時間7分。米国(3時間13分)、英国(2時間46分)、ドイツ(3時間)といった先進諸国と比較すると3分の1程度だ。

そのため、女性からも「父親いてくれるとすごく助かる」という声が上がる。子どもも父親に朝しか会えないのを淋しがっているとし、「もっと早く帰ってこれるようになってほしい」という書き込みも見られる。

いずれにせよ、少子化対策には男性の育児参加が欠かせない。コメントの中には「サザエさんの時代には戻れないけど、会社勤めの人が早い時間に帰ってきて家族と夕飯を食べられるような生活ができる社会は真剣に目指すべきとこだと思う」というものもあった。

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