「食事を作ったらすぐに食べてほしい」は妻のエゴなのか? 苛立つ女性に「ご主人は温かい夕飯にこだわっていない」の声
料理とは、愛情そのものだと思うことがよくある。真心込めて作るのは「おいしい」と喜ぶ相手の顔が見たいから。そのために妻は台所に立つ。
だからこそ、労力を無駄にするような食べ方をされると妻は悲しい。何を作っても反応せずただ黙々と食べる夫や、食べる前にいきなり自分好みの調味料を加えて味付けを変える夫。世の中には妻をゲンナリさせるそんな夫たちが少なくないようだ。
先日の発言小町にも、夫の食事の仕方について日々苛立っているという女性からの投稿があった。タイトルは「夕食をすぐに食べない夫」というもの。(文:みゆくらけん)
「ご主人、王様か何か?」「甘やかし過ぎ」
女性は夫の帰宅後、着替えを終える時間などを考慮しベストなタイミングで食事を出すようにしているが、夫が手を付けるのはいつもしばらく放置してから。当然、熱い味噌汁は冷め、冷たいビールもぬるくなってしまう。あらかじめいつ食べるのか時間を聞いてもまったく無駄で、放置は日常になっているのだとか。
「ほっとけばいいのでしょうが、料理が冷めたり、ほこりが付いたり、虫がきても困ります。放置して、そのまま食べずに寝てしまったりすることもあるので気が気ではありません。ほんとうに、むかむかします。夫を甘やかしすぎでしょうか?」
このことでいつも喧嘩をしているという女性。毎回喧嘩になるのに頑なに放置し続ける夫も相当頑固だが、それでも毎回「トレイに全ての料理を整えて、どの部屋で食べるか聞いて運ぶ」という女性も凄い。ちなみに放置している時間、夫はメールチェックをしたりテレビを観たりしているのだとか。
ずいぶんと”俺様”なご主人だが、やはりこの投稿に集まったコメントは「読んでいるだけでムカムカ」「どんなに幸せなことなのかわかっていない」などと夫の態度を非難するものが多い。また夫婦の関係性に疑問を感じる人も多く、
「トピ主さんって奥さんなんですよね?家政婦ではなく??」
「ご主人、王様か何か?」「まるで、旅館の女将みたい」
とのコメントも。確かにトレイに食事を乗せて指定場所まで運ぶというのは一般家庭では珍しい。投稿者が「完全に旦那の母親になってしまっている」「甘やかし過ぎ」という声もあった。
「旦那さんにも自分のペースがあります」
一方で、「どうしてそんなことでイライラするのか理解できない」と夫を擁護する声も。
「あなたが思うほど、ご主人温かい夕飯に冷えたビールにこだわっていないのでは?こだわっているのはあなたで、勝手にイライラしている」
という書き込みを筆頭に、「旦那さんにも自分のペースがあります」「貴女が自分の思い通りにさっさと片付けたいだけでしょ?」という声も。またある人は夫の気持ちを代弁し、
「やっと帰宅できた自分の時間を今は少し楽しみたい。これは外で働いてきた人にしか分からない開放感」
と説明した。「右に左に気を遣い、やっと終わった今日一日なのに今度は妻に管理されるのなら出ていきます」とも。
ベストタイミングでおいしく食べてほしいという気持ちは愛情か、それとも管理か。はたまたエゴなのか。しかしこれだけは断言しよう。妻が料理を頑張れるモチベーションは”やりがい”である。それを奪うのならば、おいしい食事を求めたり期待してはいけない。