不動産業のgroove agentの運営する「ゼロリノベ」は9月14日、コロナ禍での住みたい街ランキングの結果を発表。調査は今年8月に実施し、20~40代のファミリー層1000人から回答を得た。
住みたい街を聞くと、1位は「横浜」、2位「吉祥寺」、3位「流山おおたかの森」となった。
トップ10には「鎌倉」「柏」「大宮」なども
4位以降、「鎌倉」、「恵比寿」、「中目黒」「町田」(同率)、「柏」、「大宮」、「みなとみらい」が上位10駅に入る。11位以降、「浦和」、「浦安」、「立川」、「自由が丘」、「品川」「海老名」「千葉」「舞浜」(同率)、「東京」「赤羽」「二子玉川」「さいたま新都心」「北千住」と続く。
コロナ禍前の住みたい街ランキングでは、上位3つは「横浜」「恵比寿」「吉祥寺」と都市部が人気だった。一方で今回の調査では、新型コロナの流行を受け、「都心に住みたくなった」と回答した人が9.8%なのに対し、「郊外に住みたくなった」と回答した人が28.1%となっており、郊外志向が高まっている様子がうかがえる。
調査元は「テレワークが普及し、エリア需要は通勤に便利な都心から、安くて環境の良い郊外へと変化しました」と説明。働き方の変化で、自宅に仕事部屋を確保したい人が増えているという。
「オンライン会議により自宅が他人の目に触れる機会が増えた」「子どもに気をとられてなかなか集中できない」という声も出ており、個室需要が高まっているようだ。