どんなときでも「実の息子がかわいい」のか。義実家への帰省が憂鬱なのには理由がある。過剰に息子を気遣い、その配偶者には我慢を強いる義母の言動に、心底うんざりしているという妻がかなりいるようだ。キャリコネニュース読者の静岡県の40代女性は
「帰省しても、義母は夫としか話そうとしません。それに突然、私にはさっぱり分からない親戚のことを話し出すのです。この20年、帰省して楽しかったことはほとんどありませんでした」
と綴る。(文:大渕ともみ)
嫁ではなく実の息子しか眼中にない義母
帰省のたびに「義母が夫にあれこれ用事や掃除などを頼んでこき使ってくる」と話すのは東京都30代女性。
「1歳の子どもを連れての帰省。私だって慣れない場所での子どもの世話で疲れている。それなのに、帰宅後義母にお礼の電話をすると『息子がだいぶ疲れているようだからゆっくり休ませてあげてね』と言われた。『あんたが色々頼んで疲れさせてるんだよ!』と叫びたくなった」
夫は自分の実家だからいいが、女性にとっては義実家。何かと気疲れする上に、まだ1歳の子どもの面倒を見るとなれば、帰省による疲労は夫の比ではない。
「子育てがどれだけ大変か、義母はよく分かっているのだから、逆に『奥さんをゆっくり休ませてあげてね』と息子(女性の夫)に言ってくれてもいいのに……」
と女性は嘆く。義母が気を遣う相手は、嫁ではなく実の息子だけだ。
不倫の末、子どもまでつくった夫 義母は「息子にはあなたしかいない」と謝る気なし
兵庫県50代女性の夫は、不倫をした挙句、相手の女性との間に子どもまでつくった。義母は息子かわいさに、傷心の女性の気持ちを逆なでする言動を取ってきたという。
「ニヤニヤ笑いながら『息子(女性の夫)には、あなたしかいないから……』と義母に言われました。お詫びのつもりなのか、うちの庭に花を植えにくるという謎の行動も。『バカ息子が申し訳ない』と土下座するのが常識ある親の行動でしょ」
女性は、日頃から義母の言動に辟易していたという。
「実娘の子と私の子で明らかに対応が違うんです。実娘の子には異常なほど寛容なのに、義実家に帰省した際、私の子が『また来るね!』と手を振れば『またお邪魔しますでしょ?』と一蹴。まだ幼稚園児なのに」
度重なる義母の対応に、女性の怒りは収まらない。
「どうせあっちが先に逝くでしょうが……。一生許しません。もう義実家には一切行きません」
義母の過剰な「息子かわいい」が、妻たちを義実家から遠ざけている。息子への気遣いのほんの一部を、嫁にも向けられないものなのか。
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