自身の社会経験から「高卒でも優秀な人材は沢山いて、大卒でも無能な人は同じように沢山います」という。実際に有名大学の出身者と仕事をする機会も多かった。

「自分の目標や意見を持ち合わせていない人が多かったです。それゆえに、指示されたことしかできない傾向に感じました。結局はFランク大学でも、S・Aレベルの大学でも、社会に出てしまえば何ら変わりません」

そう語る男性だが自身の学歴については「ずっと変わらないのが不満」という。また「『入学は易いが卒業時にしっかりと勉強できた』と胸を張って言える大学こそ、学歴が高いと言える世の中であればいいと思います」と綴っている。

「高校教育に専門性やコース選択のバラエティを豊富に持たせたるべき」

東京都の40代男性は工学院大学を卒業し、現在はIT・通信系の企業で年収900万円を得ている。学歴＝仕事の能力とする世間の見方に「大半の人の場合、必ずしも関連性がない」という。また職場で必要なスキルについて「仕事の能力や協調性。実務能力と人柄が最も重視されるのは言うまでもない」と持論を述べる。

「東大や早慶クラスなら、教育水準も申し分ない。それ以外の大学は、さほど違いもないだろう。そんな程度の大学に高額な学費を払ってまで行く価値はない。むしろ高校の教育に専門性やコース選択のバラエティを豊富に持たせるべき」

男性は「実学教育に特化した修得で社会人になってもらった方が、よっぽど本人や社会のためになる」と書いている。

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