一体なぜ? 「ミロ」が突如店頭から消える ツイッター効果で需要急増、「販売再開は11月中旬」とネスレ広報 | キャリコネニュース
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一体なぜ? 「ミロ」が突如店頭から消える ツイッター効果で需要急増、「販売再開は11月中旬」とネスレ広報

画像はキャプチャ

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ネスレ日本が長年販売している麦芽飲料「ネスレ ミロ」が品薄状態になっている。きっかけは、消費者が8月に投稿した以下のツイートだ。

「毎朝ミロを飲み始めて1か月、寝起きが爆裂良くなり、24時間常に疲れてだるかった身体が軽くなり、趣味すらやる気が起きなくて鬱々してた気分がスッキリ爽快!」

この投稿が約3万件リツートされ、一気に拡散。ミロは元々子ども向けではあるが、鉄分が含まれており、貧血に悩む女性を中心に話題になった。その結果、10月下旬ごろから「スーパーでもドラッグストアでもミロ売り切れ」「店2軒回ったけど無かった」といった投稿が相次ぐ事態になっている。

メルカリでも転売、700グラムの業務用も割高価格に

同社が運営する公式オンラインショップでも11月9日現在、「ネスレ ミロ オリジナル 240g」(税込378円)の販売を休止している。サイト上には

「現在、『ネスレ ミロ オリジナル 240g』が品薄状態のためお買い求めいただけません。2020年11月中旬ごろに販売再開予定です。大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ち願います」

と赤字の注意書きを掲載。他方で「ネスレ ミロ オリジナルスティック 15g×5本入り」(税込267円)については現在も販売中だ。ただ、スティックタイプは分量を考えると割高で、240グラムあたり約100円高くなってしまう。

メルカリでは、240グラム入りが1袋500円前後の相場で取引されている。出品手数料、送料を差し引くと儲けはほぼ出ないはずだが、それでも転売する人がいるようだ。

また、アマゾンでは通常コストコで販売しているミロの業務用パッケージの700グラム入り(税込798円)が2個2400円から販売されている。こちらは”大容量”にもかかわらず240グラム入りと比較して約200円割高だった。

「ミロブーム」「ミロ活」といったワードも誕生

こうした事態に、ネスレ日本の広報担当者は次のように語る。

「ミロは”子どもの飲み物”として長く親しまれてきた商品ですが、この度の一部SNSでの投稿をきっかけに一般の方、特に女性の方にも飲んでいただいているようです」

投稿を受け、一部では「ミロブーム」「ミロ活」というワードも誕生しているという。

冒頭のツイートがあった8月以降、需要が急増した。生産は通常通り継続しているが、販売再開予定の11月中旬まではオンラインショップだけでなく、各卸店への供給も一時的に休止している、とした。

同担当者は

「鉄分、カルシウム、ビタミンDといった栄養素を気軽に取り入れたい方にはぴったりの商品。成長期の子どもだけではなく、日々の栄養を気遣っている大人の方にもお薦めしたい飲み物です」

とアピールしている。

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