ソーシャルゲームに依存し、生活の全てを投入してしまう「ソシャゲ廃人」。大阪府40代男性(サービス系)のキャリコネニュース読者がこうしたソシャゲ課金沼に足を突っ込んだきっかけは「三国覇王戦記」だ。2年間に渡り、毎月25~40万円を課金した。
「金銭感覚がおかしくなり、新しいソシャゲをやるときに普通に10万円単位で課金するようになった」
一方、2000年代に日本でも話題となった「Seconf Life」にハマっていたという愛知県50代女性(サービス系/年収400万円台)は「課金はそれほどしませんでした」と書く。しかし、
「仕事以外はずっとゲームにログインしていました。現実世界の時間とゲーム内の仮想世界が逆転したような感じ。実際、無職でこのゲーム内に24時間常駐し『生活している』ような人が沢山いました。人間関係も濃くて、一切孤独や、社会的孤立を感じませんでした」
と”別の怖さがあった”と振り返る。
「ハマりすぎて仕事に対する集中力が落ち、ミスが増えました」
徳島県40代女性(メーカー系/年収900万円)も現実世界に影響が出たという一人だ。始めて手を出した「ファイナルファンタジー15 ポケットエディション」で、「一緒に遊ぶ人が課金族なので、なんとなく使う金額が増えていった」と総額300万円ほど費やした。
「ハマりすぎて仕事に対する集中力が落ち、ミスが増えました。イベントによっては長時間インするので、日中本当に仕事にならなかった。外回りの営業だからできましたけど」
当時は月30万円ほど課金していたが、今は5万円以下に留めている。そのため、当時はゲームを優先して家族や友人との付き合いをせず、疎遠になっていたという。
「今は現実生活を優先しているので休み時間に遊ぶ程度で落ち着いています。長期にわたって長時間遊び続けている人がいますが、現実で影響出ていないのか不思議でなりません」
「ガチャに金を払うヤツは病気だと思っていたのに……」
ソシャゲ廃人に陥ったゲームを聞くと、「Fate/Grand Order」(通称:FGO)を挙げる人も多い。神奈川県40代男性(IT・通信系/年収600万円台)の課金額は100万円で「貯金が増えない」と嘆く。
同じくFGOに100万円課金した神奈川県20代男性(専門コンサル系/年収1200万円台)は、
「金銭感覚を失った。ガチャに金を払うヤツは病気だと思っていたのに、一度課金してしまうと心理的抵抗がなくなってしまった。どうせ金あるし……と出るまで課金する段になって自省したが、正しく後の祭り」
と後悔している。ゲームを楽しむことは悪いことではない。しかし、複数ソシャゲに400万円以上費やした埼玉県30代男性(サービス系/年収400万円)は「貯蓄が消滅した。ゲームがサービス終了するとキャラクターのモデリングデータやイラストデータなども何も残らない」と嘆いている。
※キャリコネニュースでは引き続き「ソシャゲ廃人経験者」や【アンケート】オタ活で貧乏な人に関するアンケートを募集しています。