世帯年収1000万円でも、税金が高いために世帯構成などによってはあまり余裕がない、ということも多い。それでは、世帯年収1000~1200万円の人たちは、どんなことに贅沢を感じるのだろうか。都内在住の40代男性は、
「あまり余裕はなく、都内に3LDKのマンションを購入しましたが、車は持っていません。外食も記念日以外しませんが、たまにデパ地下で買い物をするときに『贅沢だな』と感じる程度です」(商社系)
と語る。今回は「世帯年収1000~1200万円台の人のプチ贅沢」を紹介する。(文:林加奈)
衣服や食事「値段を気にせず買える」
兵庫県の世帯年収1200万円の50代女性は「税金も社会保険料も安くないため、余裕があるとは感じない生活」と前置きしたうえで、
「食事を作るのがしんどい時に気兼ねなく外食ができ、年に1~2回の家族旅行は予算を気にせず計画できる」
とプチ贅沢エピソードを披露している。
また、京都府の40代男性は自身の食生活について「ムダ遣いはしないが、食事や食材は値段を気にせず選んでいる。それでも勝手にお金が貯まる」といい、うらやましい限りだ。
また、衣服は「GUやユニクロがほとんど」(兵庫県/30代女性/メーカー系)とファストファッションを利用する人が多い一方で、「スーパーやユニクロでは、割と値段を気にせず買い物ができる」(東京都/30代男性/金融・保険系)と回答している人もいた。
独身男性「思い立ったら沖縄や北海道に行く余裕あり」
30代男性は「コロナ禍で交際費が減ったことも大きいが、デイリーな買い物では値段を気にすることはない。また、趣味の旅行に自由にお金を使える。思い立って沖縄や北海道、温泉に行く余裕あり」と綴る。思いつきで遠出できるだけの金銭的余裕がある理由は「独身で借り上げ社宅に住んでおり、固定費が少ないから」と説明している。
プチ贅沢として旅行を挙げる人は他にもいる。
「旅行の時はグリーン車、ハワイならビジネスクラスを使います。たまの旅行はケチらず行きますが、普段の生活はさほど贅沢しません」(愛知県/40代女性/IT・通信系)
「ビジネスクラスを利用してクラブルームに泊まれるようになった。ただ、現在年収1300万円だが毎日の生活は年収700万円くらいの時から変えていない。老後を考えると節約は欠かせない」(福岡県/60代男性/メーカー系)
このように、普段の生活では節約をして、旅行の時だけプチ贅沢を楽しんでいることがわかる。世帯年収1000~1200万円台で「余裕はない」と言いつつも、たまのプチ贅沢を楽しむ人たちを、うらやましく感じる人は多いのではないだろうか。
※キャリコネニュースでは引き続き「あなたの世帯年収への不満を教えてください」や【募集】仕事を即行で辞めた人に関するアンケートを募集しています。
—–
【あわせて読みたい】
世帯年収1000万超の暮らし「レクサスは現金で一括購入」
年収800万円でも”子ども部屋おじさん”の40代男性
年収300万円の50代独身女性の叫び「政治家は底辺の生活を知らない」