キャリコネニュースが11月下旬に配信した「婚活女子の”普通の人”の定義『星野源みたいな容姿で年収500万円以上、かわいいね、ごめんねが言える人』」という記事が、ネット上で話題になった。記事では、恋愛コンサルタントの鈴木リュウさんが、婚活女性たちの考える”普通の人”の定義を以下のように解説している。
・年収500万円以上。
・学歴は日東駒専以上の大卒か高専卒、理系なら工学院、芝浦工業大学、日大以上。
・容姿は”星野源”みたいなイメージ。
・身長165センチ以上、体重は60~80キロ、BMI18~27の痩せ型からややぽちゃ。
・待ち合わせはお店直接集合が原則として、寒い中や暑い中歩かせない。
また、清潔感があり「たばこは吸わないか、吸うときは目の前で吸わない人」、「『それいいね』『行ってみたいね』など肯定と共感で傾聴できる」といった説明で、すべてクリアできれば中々のハイスペック物件とも思える定義だった。(文:okei)
「『イケメンがいい!』よりもハードル高いような気がする」
ガールズちゃんねるにはトピックが立ち、5000件以上ものさまざまな意見が入っている。多かった声は「そんな人はすでに結婚してるだろ」をはじめ、
「『イケメンがいい!』よりもハードル高いような気がする」
「この条件クリアしてる男ならわざわざ婚活市場に来なくても彼女いるだろう」
「20代だと年収500万は難しいと思う。現実みえてないから婚活が必要なんだろうね」
などと婚活女子の価値観を否定するツッコミが相次いだ。「男女問わず婚活してる人って自分は一般の自由恋愛市場であぶれた存在なのに、なんで婚活市場では上から目線になってしまうのか謎」などの手厳しい指摘も容赦なく入っている。
また、星野源が容姿の例とされたことには「星野源に失礼」「普通に会社とかにいたら爆モテするタイプだと思う」などと芸能人としては普通に見えるが、アラフォーであの清潔感なら普通以上だと評価する人が多かった。「婚活で女性と会うのに不潔な格好で来る男の人、マジでいるからね……。」という声からは、婚活が茨の道であることがうかがえる。
女性の条件は「若くてかわいいこと」に「超現実的だけどなんかカチンとくるわ」
中には、それを望む女性のスペックはどうなのよ?と疑問を呈する声もある。それなりに高い”普通基準”がある以上、女性側もそれに見合う基準をクリアしていなければならないだろう。トピックには「女性なら上白石萌音とか?」など男性側の希望をあれこれ推測するコメントも多かった。
しかし、話題になった記事を最後までよく読んでみてほしい。婚活女子に対して「どうしたら普通の人と交際できるのか」というアドバイスが遠慮なく書かれているからだ。箇条書きにすると、
・自身の年収を上げ、割り勘でも問題ない生活水準になること。
・若くてかわいいこと。”普通の人”とはマイナス5歳で釣り合う。
・25歳以下は容姿を徹底的に鍛える。男性誌のグラビアアイドルの服を参考に。
・26~31歳は、年収をあげることに注力する。何かしらのスキルを身に着け”強み”を示す。
・31歳以上は、”40代の普通の人”を狙うべき。
このアドバイスは的確だとは思うが、すべてクリアできる女性はどれほどいるだろうか。そこまでして結婚したくない人もいそうだが、婚活の道は男女ともに険しい。これについて、元財務官僚で信州大学特任准教授の山口真由さん(37)はツイッターで「超現実的だけどなんかカチンとくるわ。ほんとのことっていっちゃいけないのね」と感想を述べていた。