例年、この時期は忘年会シーズン。しかし今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、控えるという企業も多い。
「コロナのため、今年はない。 無駄な出費が減り満足」(福岡県40代女性/教育・保育)
「忘年会も新年会もありません。コロナの話が出てから歓送迎会も無くなりました」(大阪府40代女性/事務・管理)
「社長は開催したいらしいが全従業員で反対し、なくなった」
東京都の20代女性(事務・管理)も、「例年はホテルの宴会場を借り、取引先の人も招待して大規模な忘年会を行いますが、今年は中止となりました」という。
「当日は会場の準備や手伝いを行い、無給で21時半頃まで拘束されるので、本当に辛い。今年は中止になって本当に良かった。本音を言うと来年以降ももうやって欲しくありません」
福島県の50代男性(営業)は「社長は開催したいらしいが全従業員で反対し、なくなった」と明かす。
コロナ禍で対面の忘年会を否定的に思う人は多い。そのためか”オンライン忘年会”を実施する企業も多い。神奈川県40代女性(事務・管理)は
「今年は忘年会、納会、新年の行事はなし。社長の年始の挨拶はWeb配信です。昨年までは広間に集められて、立ちっぱなしで聞かされてたので、Web配信になって良かったです」
と喜んでいる。
「自分がよければいいのではなく、自分が拡げてしまう可能性を考えてほしいです」
愛知県の20代女性(専門職)の職場もすべて忘年会はオンラインで行われるが、3週間連続で予定が入っているという。しかし、
「居酒屋と違って終わりの時間が無いからダラダラと続くが、家にいるので安く済む。リモートで終わるのは楽でありがたい」
といい、通常の忘年会よりいいと感じているようだ。
一方、この状況でもリアルで忘年会を実施する企業もある。長野県の20代男性(素材・化学・食品・医薬品技術職)もそんな職場に務める一人だ。
「地方の企業のため、コロナ感染リスクは首都圏よりも低いとは思う。だが、やはり感染する可能性がゼロではないため、開催に関してはかなり疑問点が残る」
滋賀県の40代女性(事務・管理)も、「これだけ、コロナに関してのニュースが飛び交う中で開催する事に驚きました」と綴る。
「元々社長がコロナを軽視していて、私は断りましたが、従業員はなかなか断りにくい状況でしょう。お店側も利益など厳しい面もあるかと思いますが、団体の予約等は断ってほしいです」
女性は「自分がよければいいのではなく、自分が拡げてしまう可能性を考えてほしいです。今必要か必要ではないのか考えない会社に不信感が生まれています」と社長や会社そのものにネガティブな感情を抱いている。
そもそも、「愚痴、説教大会になる。終わってあとに時間を無駄に使った虚無感に襲われる」(広島県20代男性/専門職)など、”忘年会”自体に否定な印象を持つ人も。企業には今一度、忘年会の在り方について考えてほしい、と思う人も多いだろう。
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