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【ミドリムシ】ユーグレナの平均給与はいくら? これだけもらえる優良企業

あの会社の社員の平均年収はいくら?

あの会社の社員の平均年収はいくら?

上場企業の財務諸表から待遇を探る「これだけもらえる優良企業」シリーズ。今回は、ミドリムシを活用したバイオベンチャーのユーグレナを取り上げます。

ユーグレナ社員の平均年収は614万円

最新データ(2020年9月期)によると、ユーグレナ社員の平均年間給与は614.3万円。ここ数期は右肩上がりに伸びており、前期比で27.8万円増えています。

  • 2016年9月期:557.4万円
  • 2017年9月期:573.3万円
  • 2018年9月期:578.3万円
  • 2019年9月期:586.5万円
  • 2020年9月期:614.3万円

この額には、賞与や基準外賃金(手当など)も含まれています。

キャリア採用サイトの求人情報によると、国産バイオジェット・ディーゼル燃料の製造プラント運転員の場合、想定年収は450万円から1,000万円。賞与は月給制対象者のみ、業績連動型インセンティブで支給されるとのことです。

ユーグレナは2012年3月の東証一部上場以来、業績を伸ばしてきました。ところが2018年9月期に過去最高売上を更新しながら、営業赤字・最終赤字に転落してしまいます。

さらに2019年9月期には減収に転じ、最終赤字は98億円に拡大。2020年9月期も減収でしたが、営業赤字は18億円、最終赤字は15億円に縮小しています。

ユーグレナの戦略は、ミドリムシ(学名ユーグレナ)を使った健康食品や化粧品などのヘルスケア事業で収益を上げながら、バイオ燃料事業の実用化に向けた研究開発を行うというもの。しかし健康食品の売上が落ちたうえに、バイオジェット実証プラントの建設関連費用を一括計上したため、赤字が膨らんでいます。

ユーグレナ社員の平均年齢は39歳

次に、従業員数と平均年齢、平均勤続年数(ともに単体)を見てみましょう。

ユーグレナ社員の平均年齢は39歳1ヶ月。業績連動型インセンティブがあるので一概には言えないものの、ざっくり言うと40歳になると600万円以上もらっている人が多いということでしょうか。

  • 2016年9月期:107人(35歳0ヶ月・2年8ヶ月)
  • 2017年9月期:151人(35歳10ヶ月・2年8ヶ月)
  • 2018年9月期:170人(37歳8ヶ月・3年0ヶ月)
  • 2019年9月期:183人(38歳6ヶ月・3年7ヶ月)
  • 2020年9月期:204人(39歳1ヶ月・4年4ヶ月)

従業員数はここ数期で右肩上がり。4期前のほぼ2倍となっています。2020年9月期(連結)は、ヘルスケア事業が293人、エネルギー・環境事業が28人、全社(共通)が36人の計357人です。

ヘルスケア事業は、ユーグレナを利用した食品・化粧品などのOEM供給および自社製品を展開。エネルギー・環境事業は、バイオ燃料の事業化などに向けた研究開発を行っています。

ヘルスケア事業は、セグメント売上高が133億円、セグメント利益が1.1億円。エネルギー・環境事業は、セグメント売上高が1562万円、セグメント損失が9.9億円の赤字です。

広報担当、M&A担当を募集中

2021年9月期の通期業績予想は、売上高が前期比14.1%増、調整後EBITDA(償却前営業利益)は6.30億円の赤字(前期は7.32億円の赤字)へと縮小する見込みです。

決算説明資料によると、2018年には10億円規模だった世界のバイオジェット燃料市場は、2025年には1,000倍の1兆円にまで成長すると予想されるそうです。

そのような将来に向けて、ユーグレナは、ヘルスケア領域で生み出したキャッシュフローを、先端投資領域やソーシャル領域に振り分けていく戦略を採っています。

それだけにヘルスケア領域での売上利益が、ここ数期は減少傾向にあるところが不安要素ですが、2021年9月期はデジタルマーケティングやマスプロモーションによって売上増を図るとしています。

ユーグレナのキャリア採用サイトには、企業広報担当やプラント運転員のほか、M&A担当の募集もあります。ソーシャルグッドな事業に関わりたい人には魅力的な職場となるかもしれません。

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元NHKキャスターがあなたの話し方の直し方、教えます。

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