アニコム損害保険は1月20日、「人気犬種ランキング2021」の結果を発表した。調査は2020年12月~21年1月上旬にネット上で実施し、20年中に同社のペット保険に新規契約した0歳の犬12万8674頭を集計。アンケート調査は677人から回答を得た。
人気の犬種ランキング1位には「トイ・プードル」(20.6%)が12年連続で輝いた。2位に「チワワ」(15.4%)、3位に「MIX犬(体重10kg未満)」(13.2%)がそれぞれランクインし、トップ3は前年から変わらなかった。
一緒に暮らしてみたい犬種、1位は「ゴールデン・レトリーバー」
4位以降は「柴犬」(9.1%)、「ポメラニアン」(5.1%)「ミニチュア・ダックスフンド」(5.1%)、「ミニチュア・シュナウザー」(3.2%)、「フレンチ・ブルドッグ」(2.7%)「ヨークシャーテリア」(2.7%)、「シー・ズー」(2.3%)までがトップ10入りした。
わずかな順位の入れ替わりはあったものの、いずれも前年と同じ犬種がランクインしており、トップ10のほぼすべてを小型犬が占めた。
いつか一緒に暮らしてみたいと思っている犬種については、最多が「ゴールデン・レトリーバー」(73頭)だった。回答者からは、
「賢くて存在感がある」
「人懐っこくて優しい性格。ゴールドの毛並みが優雅」
などの声が寄せられ、性質、見た目ともに好感度が高かった。
2位は「シベリアンハスキー」(42人)がランクイン。凛々しい見た目のほか、「マンガを読んで小さい時からあこがれている」という意見が寄せられた。3位は「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」(27人)で、もふもふの毛並みに魅力を感じている声が多かった。
4位以降は「スタンダード・プードル」(25人)、「グレート・ピレニーズ」(24人)、「ジャーマン・シェパード・ドッグ」(21人)、「柴犬」(19人)、「ボルゾイ」(18人)、「ラブラドール・レトリーバー」(17人)と続いた。
一緒に暮らしてみたい犬種では、人気ランキングとは対照的にトップ10の大半を大型犬が占めた。調査を行った同社は、リリースで
「日本の住宅事情では、大型犬と暮らすのはなかなか難しい場合が多いことなどが関係しているかもしれません」
などと考察している。