Synergy Careerは2月26日、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う志望企業への影響に関する調査結果を発表した。調査は2月にネット上で実施し、「就活の教科書」公式LINEの登録者144人から回答を得た。
新型コロナウイルス感染症流行前後で志望業界が変化したと回答した人は25.7%。理由として
「会社の将来性を最優先で考えるようになったから。多少の経済状況に左右されない安定した基盤を持った大手企業又は事業の成長性が見込める業界で考えるようになった」
「業界の成長率、安定性を重視したいと考えるようになったから」
などの声が寄せられた。
コロナ流行後、会社に求めることは「ワークライフバランスが実現しやすい」に
志望業界を比較すると、コロナ流行前は、「航空・旅行・ホテル」が最多。2位は「メーカー(食品、飲料、消費財、衣料品)」で、3位が同率で「広告・出版・マスコミ」「商社」となった。
流行後は同率1位が「IT、情報通信」、「メーカー(食品、飲料、消費財、衣料品)」。次いで「広告・出版・マスコミ」、「インフラ」、「商社」と続いた。
コロナの影響で「会社に求めること」は大きく変化した。流行前は「興味のある分野で仕事をすること」が45.8%で最多だったが、流行後は29.2%となり、16.6ポイント減少した。
一方、「ワークライフバランスが実現しやすいこと」「成長できる環境」「長期に渡る安定した雇用機会があること」などが上位を占めるようになった。コロナがきっかけで働き方を考え直した就活生も多いようだ。