目前に迫る東京五輪。しかし、コロナ禍が収束しないなかでの五輪開催に不安を抱く人の声はいまだ大きい。香川県の50代女性は、
「来日した外国人選手たちによって、変異株のコロナが入ってきている事実がある。ウガンダの選手団のコロナ感染発覚、濃厚接触者の脱走など不安が尽きない」
と心境を明かす。開会式まで一刻の猶予もないなか、十分なコロナ感染拡大防止策が本当に可能なのか、疑問を感じざるを得ない。(文:福岡ちはや)
「日本を崩壊させる史上最悪な五輪になる」
大阪府の50代男性は「バブル方式での選手及び関係者の管理はザルである」と不信感をあらわにする。また男性は、国内のワクチン接種がスムーズに進んでいない状況に対し、
「供給量の不足から、64歳以下へのワクチン接種1回目の受付を停止する事態 となっている。希望者が接種を受けられないなか、海外からのマスコミ関係者や観戦希望者の来日を制限できていない」
と不満を綴った。千葉県の30代女性は「ワクチン接種も進んでいないのに、たくさんの人を集めて五輪開催するなんて正気の沙汰ではない」と憤る。さらに、
「日本を崩壊させる史上最悪な五輪になる。少人数の選手が来ただけでコロナ陽性が判明しているではないか。子どもたちが我慢を強いられる世の中で、大人ばかり勝手なことをしている」
と苦言を呈した。
「五輪だけ何事もなくうまくいくとは思えない」
最近では政府が「安心・安全の東京五輪」というフレーズを頻繁に使用しているが、これに首を傾げる人も多く見られた。
「安心・安全という言葉だけをばら撒いているが、何の具体策も示さない。水際対策さえできていない状況で、外国人を入国させるべきではない」(福岡県/70代女性)
「今の政府の言葉には信用性がない。ワクチン接種にしても多数の問題が発生しているのに、五輪だけ何事もなくうまくいくとは思えない。すべてがその場しのぎの対策ではないか?誰がどのようにして責任を取るのか、はっきりしてほしい」(新潟県/40代男性)
「ボランティアの方々がワクチン未接種?どこが安心・安全なんでしょうか……」(兵庫県/50代女性)
沖縄県の40代女性は「コロナ感染の心配のない日常が戻ってくるのを、みんなが待っているのに。五輪で人の出入りが増え、また感染爆発するのが目に見えている」と嘆く。
ほかにも、
「日本国民に益がない。国民の大半は五輪開催に反対しているのに、政府は無視」(佐賀県/50代男性)
「東京五輪よりもまず、日本国民の安全確保が国家としての最重要課題ではないのか?」(神奈川県/50代男性)
という声が寄せられていた。
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