最年少マネジャーから最年少副本部長へ。「未経験」で飛び込んだ営業リーダーの軌跡
子どものころからお菓子作りが大好きだった、岸 聖奈。IT業界未経験、営業未経験からINTLOOPに入社し、現在は人材営業本部の副本部長を務めています。「自分が想像した未来よりも5段6段上のステップを歩んでいる」と振り返る岸が、仕事のやりがいや今後の展望を語ります。【talentbookで読む】
商品企画会社で夢が半年で叶った、「夢ロス」状態で将来を考えて転職を決意
INTLOOPの人材営業本部は、第1~第5営業部まで分かれており、2021年7月現在で50人が在籍しています。顧客属性で部を編成しており、第1営業部が大手SIer様・第2業部が事業会社様・第3営業部が大手コンサルティングファーム様・第4営業部が中小企業様・第5営業部が某大手グループ企業様向け。私は、第5営業部のリーダーと人材営業本部の副本部長を兼務しています。
第5営業部のリーダーとしては、部運営のためのマネジメントや部として売上拡大のための戦略・戦術を考えること、既存・新規のお客様への営業活動等が主な業務です。
本部付けの業務としては、人材ソリューション部門全体の課題対応や、他の部署も含めた横断的な対応。そして新卒・中途の採用活動も行っています。
また、研修や教育環境が画一化されていなかった為、研修用ポータルサイトの立ち上げも行いました。
今でこそ営業や採用に深く関わっていますが、前職は全く異なる業種でした。子どもの頃からお菓子作りが大好きだったことから、洋菓子の商品企画会社に入社。いつかは自分で企画したお菓子を作りたいと思い描いていたのですが、入社半年くらいで企画した商品が採用され夢や目標があっけなく叶ってしまって(笑)。いわゆる「夢ロス」状態になりました。
仕事自体は本当に楽しかったです。さまざまな商品企画や工場管理などにも携わったのですが、会社の方向性や自分の市場価値について考えた結果ギリギリ第2新卒のカードを使えるタイミングで転職を決意しました。結婚・出産・育児など、女性としてのライフプランを考えたときに、少しでも自分の市場価値を高める必要があると思ったからです。
転職活動は、食品会社をメインに行っていました。その際に自己分析をしたところ、誰かが第一線で動くための先回りした準備や管理が私の得意分野だと気づいたのです。エージェント担当者から薦められてINTLOOPの面接を受けたところ、「ここなら楽しく働けそうだな」と感じたこともあり自分の直感を信じるかたちで営業サポート職として入社しました。
未経験からのスタート。相手のニーズを考え動くことで成約数を伸ばす
2015年9月にINTLOOPに入社してしばらくは、案件情報の登録や契約確認などの業務を行っていました。当時は、異業種からの転身だったため知識面でキャッチアップできず、仕事のスピードに必死で食らいついていたというのが正直なところ。実は、INTLOOPではそれまでITやコンサルの経験者しか採用しておらず、未経験者は少数派でした。右も左もわからない状態でのスタートは、なかなか大変でした。
営業サポートとして業務に携わって半年ほど経った頃、お声がけ頂き営業職に転身することになりました。当時は、フリーランスエンジニアの紹介部門が立ち上がったばかり。専任の営業担当は私含め2人でした。
最初の頃の案件では、お客様のニーズを見極められずにトラブルになってしまったこともありました。なかなか解決せず毎日落ち込んでいましたが、それでも挫折しなかったのは単純に自分がまだ何も成し遂げていないという実感があったからです。また当時は飲み会や社員旅行、クリスマスパーティなどイベントも多く、そのような場で周りの方々とざっくばらんなコミュニケーションを取らせていただいたことで救われた部分も大きかったと思います。
そんな中、某大手グループ企業様を担当することになりました。最初は一つの部署からのみお引き合いを頂くに過ぎなかったのですが、だんだん沢山の部署や担当者様と関わりが増えていき、お客様同士の連携等から少しずつ当社のご支援が増え成約に繋がっていきました。
そのとき気をつけていたのは、無理に数字を取りに行かないこと。相手のことを考えた提案をすれば結果はいつかついてくる。そう信じて、お客様のニーズに応えていきました。
そうしていくうちに、営業職になった当初は月に1~2件だった成約件数が、月に3件、4件……と順調に伸びはじめたんです。お客様のニーズに応えられると成約数も伸びることがわかりましたし、組織としての成長も感じました。
同時に、しばらく2人で対応していたフリーランスエンジニア領域も拡大していき、組織の拡大に伴って続々とメンバーが増えていきました。
続々と入ってくる後輩を前に先輩としての自覚が芽生え始め、自分の市場価値を高めるためにもマネジャー職を意識するようになりました。憧れていた先輩から言われた「マネジャーにならないと見えない世界がある」という言葉がずっと胸に残っていたのも理由のひとつです。
最年少でマネジャーに。目標達成で燃え尽きた時期を乗り越え見えてきた未来
憧れていた先輩が当時30歳で最年少マネジャーになったので、その記録を塗り替えようと、がむしゃらに努力を積み重ねました。その結果、念願叶って28歳でマネジャーになることができました。
ただ、いざ目標だったマネジャー職に就いてみると、前職と同様、達成感と同時に「達成してしまった感」を覚えました。マネジャーになることが目標になっていたので、その先のキャリアプランまで考えていなかったのです。
いわば燃え尽き症候群みたいな状態だったかもしれません。でも、周囲にいるマネジャーとコミュニケーションを取っていく中で新しい発見や見方を学ぶことができ、気持ちが上向いていきました。
また、採用業務にも携わるようになったのも転機のひとつです。採用面接は、その人に会社組織へ入ってもらってもいいかジャッジすること。人の人生を変える権限を持ってしまったことに気づき、責任の重さを痛感することも多々ありました。しかし、面接で「この人なら!」と採用した方が活躍していく姿を見ると非常にやりがいを感じます。
2020年3月に会社の体制が変わり、現在の人材営業本部が立ち上がりました。冒頭でお話した5つある営業部のうち第5営業部を任されるようになったのです。そして驚くべきことに売上目標は入社当時の会社全体の総売上額と同程度。組織の成長を再認識したのですが、額が大きすぎて内心震えていました(笑)。
また同時期にコロナ禍に突入。最初は自分たちもお客様もどうすればいいか皆目わからない状態で、売上げ予測が立たない状態が続きました。
私の場合はもともとお付き合いがあったお客様だったので、リモートになってもコミュニケーションの難しさをあまり感じませんでした。ですが、組織再編で新たなお客様を担当し不安を覚えるメンバーがほとんど。誰も経験したことの無い未曽有の状況、新たな組織、新たなお客様、不慣れなリモート業務……なので当然だったと思います。
私自身もリモート業務には不慣れでしたしコロナ禍に対する不安はありましたが、状況を打破するために、その時期はほとんどの打ち合わせに自分自身も入るようにしました。
やり方をメンバーに示しながら進めたことで、コミュニケーション面の懸念は払拭されたのではないかなと思います。
想像のはるか上に「今」がある──変化を楽しめる人に来てほしい
人材営業本部の副本部長を任されることになったのは、営業部として目標以上の売上を見込み、軌道に乗り始めた頃でした。
有難いことに第5営業部の売上が順調であること、チームマネジメントがうまくいっていることを評価いただき、2021年4月に拝命しました。副本部長というポジションは今回からできたのですが、自分よりも年上のマネジャーが複数いらっしゃる中お声がけいただいた時は本当にびっくりしましたが、責任を持って務めています。
仕事では、チームメンバー一人ひとりをしっかり見て、状況を的確に把握するよう心掛けています。業務の様子をつぶさに見たり、ほかの人に様子を聞いたりすることもあります。同年代の視点から見るのと歳が離れている人の視点で見るのとでは、同じ人でも印象は変わってくるもの。いろいろな人の意見を傾聴し、本人にもよくヒアリングしながら、多角的な視点に立って俯瞰して全体を把握するようにしています。
周りからは「あまり褒めないね」と言われます(笑)。でも、私としては純粋に「あなたならできるでしょう」と思っているからこそなのです。若いメンバーにもそうした期待を込めて接しています。
期待しているからこそ、メンバーそれぞれが活躍している姿を見ることが喜びです。INTLOOPには、半年に1回人事評価があります。現チームと旧チームのメンバー全員が昇進したときは本当に嬉しかったです。今後もみんなの成長に寄与していきたいと考えている私にとって、背中を押されるような出来事でした。
私自身、自分が想像した未来よりも、2段3段どころではなく5段6段上のステップを歩ませてもらっていると実感しています。
1年前、自分が副本部長になっているとは想像していませんでした。2年前、自分が担当する営業部がこんなにも成長し、目標を大きく超える売上を計上しているとは思いもしていません。そして3年前、まさか自分がひとつの営業部の責任者になるなんて考えたこともありませんでした。
そして今も1年後の自分がどのステップにいるかは想像もつかないほどです。でもきっと今とはまた違った未来が待っているはずなので、その未来を楽しみにしています。
まだまだINTLOOPも私も成長途中です。
だからこそそんな環境で私が経験したような変化にわくわく出来るような方と一緒にお仕事がしたいです。
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