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「根性のない自己中心的な方は応募を考え直して」 水族館のバイト求人はブラックなのか

楽しそうに見える仕事だけど実際働いてみるとキツかった、というのはマスコミやエンタメなど人気業界ではよくある話。多くの人が志望しても、実際に仕事を続けるのは一部だけだったりするが、そんな中、愛知県内のとある水族館が6月12日に公式ページに掲載した求人が話題になっている。

飼育展示に関わるアルバイトスタッフの募集告知で、採用予定人数は1人。見習い期間を経て、水族館の「前線スタッフ」として複数の生物を担当する。時給は900円(土日祝日950円)だ。

「意見が通らない、ムカつく」という理由で辞める人が多い

生き物と触れ合う仕事を探したい!

生き物と触れ合う仕事を探したい!

これだけなら水族館の普通のアルバイト求人ではあるが、その説明書きが、かなり強烈なものとなっている。

それによると、現在2人のアルバイトスタッフが働いているが、一方で辞めていった人も少なからずいる。面接時には「絶対に頑張れる、自信がある、一生ここで働きたい」と言っていたのに、「意見が通らない、思うようにいかない、ムカつく」という理由で辞める人がほとんどだという。

「自分を見つめ直し、根性の無い方、ただ生き物が飼いたいだけの方、お客さんを大切に思わない方、柔軟性のない方、自己中心的考えが目立つ方等は応募を考え直していただきますようお願いいたします。その場の感情でご自身の大きな夢を台無しにされない方を望みます」

該当者がいなければ採用を見送るといい、「100人応募があっても100人とも不合格、採用者なしの場合もあります」と厳しい。応募にあたっては履歴書とA4用紙に書いた自己PRが必要。A4用紙でない場合は「言ったことがわかっていないと見なし、不採用となります」と突き放し気味だ。

過去に色々あった?「お疲れ様です」と担当者に同情する声も

このサイトがツイッターやはてなブックマークで6月15日ごろから話題に。「スタッフ募集などでよく使われる『協調性のある方』をハッキリ書くとこういうことなんだ」という声もあったが、求職者への要求が多い割りに「時給900円」は低いとして「やりがい搾取」「ブラックだ」といった指摘も見られた。

その一方で、水族館側は別に悪くない、という見方もある。水族館のある市内の求人情報を見ると、コンビニバイトは時給800円台が普通。深夜帯でも1000円という店舗も珍しくない。「文章はあれだが、時給の水準だけなら批判するほどでもない」という声もある。

また、こうした求人情報を掲載するに至った事情を推測し、同情する人も多い。

「色々あった事が読み取れてお疲れ様です……」
「個人的には過去数人クズみたいなバイトが入って困ってたって読み取った」

人気は高いが、生き物の命を預かる責任が重い仕事

ジョブセンスリンクの職種大辞典によると、水族館のスタッフは極めて人気の高い仕事として知られており、競争倍率もかなり高い。しかし一方で、生き物の命を預かっているのだから責任は重大だ。

ゴールデンウィークや夏休みが繁忙期となるので、友達が休みでも自分は働かなくてはならない。おそらく、件の水族館にも仕事の厳しさを知らずに憧れだけで入ってきて、すぐにやめてしまったアルバイトがいたのだろう。

ただ、ネットであまりにも話題になってしまったためか、水族館は16日までに説明書きの部分を削除。現在は極めて穏当な求人情報となっている。

あわせてよみたい:採用面接で「出身地は?」と尋ねられた

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