これまで何百人もの撮影をしてきたマティーさんですが、その写真やカメラワーク、撮影の雰囲気づくりが人気を博し、現在SNSの総フォロワー数は3万人以上に上ります（2020年5月時点）。

以前はインスタグラマーとしてweb広告を媒体としたファッションモデルや商品やブランドのイメージモデルを務め、ファッションショーにも出演していました。

「そうしたカメラマン兼モデルの経験を活かし、被写体がもっとも美しく映えるポージングの指導やカメラ技術を提供することでみなさんに喜んでほしいと考え、チケットを販売しました」

個人の時間を売り買いできるサービス「タイムチケット」で、マッチングアプリのプロフィール写真を撮影するサービスを提供します。

「静物や風景の写真とは異なり、ポートレートはモデルとカメラマンの共同作業による作品づくりができるのが魅力です」

そんなマティーさんの撮影には、4つの特長があります。

・個人の魅力を最大限に引き出すポージングの指導

・多くの人のプロフィール写真のなかでも目に留まる写真の撮影

・最新技術の画像加工を使ってさらなる魅力アップ

・プロフィールの書き方や画像の選択・配置順もアドバイス

一眼レフでの撮影に緊張してしまう人もいるそうですが、ファインダーではなく液晶画面を見て撮影したり、自然な笑顔を引き出せるよう雑談しながら撮影したりするなど、和やかな雰囲気づくりを心掛けているといいます。

自撮りでは上半身までしか映すことができませんが、マティーさんはスタイルを含めて、その人の魅力が130%伝わるようなプロポーションと雰囲気を生み出せるよう撮影します。

「60分で撮影するのは200枚以上。ただ写真を撮るだけでなく、そのなかから用途に合わせて一緒に写真を選び、最大限のパフォーマンスを発揮できるようコンサルティングします。利用者の主観と、私から見た客観的な視点を交えて厳選し、写真を配置する順番なども決めています」

大半は「緊張する」と口にするものの、撮影後は「モデルのように撮影されてたのしかった」と話す利用者たち。

そうしてマティーさんが撮影した写真は、多くの人の人生を変えているようです。

「ビジネスにおけるプロフィール写真は名刺交換の際に話題になるほど好感を得ているほか、仕事の受注数が増えたと感謝されました。一方、マッチングアプリではマッチング数が5倍になり、実際に交際に至ったという報告を受けて、本人以上に喜びました」

また、マティーさんの人柄も人気の秘密です。「雑談しながら撮影していると、“マティーさん、笑わせないでください”といわれることもしばしばあります。でもそうしたときこそ、リラックスしたもっともよい表情が撮れるのです。

どの世代からも同級生のようで話しやすいといわれ、仲良くなりすぎて撮影後一緒にラーメンを食べに行ったこともあります！」

それは撮影の空間づくりを意識しているから。

「以前は私自身が人見知りでしたが、撮影を通して徐々に克服した経験を活かし、いまでは相手が人見知りでも笑わせられるようになりました。最初は緊張していても、撮影が進むにつれてリラックスするようになって、お互いが納得いく最高の写真を撮ることができます」

ポージングや表情づくりに悩む必要はありません。撮影や会話を純粋にたのしんでいるときこそ柔らかい表情が出るため、利用者には撮影という非日常感のあるエンターテイメントとしてたのしんでほしいと願っています。

マティーさんは自身の使命を「確実に利用者が勝てる写真を撮ること」だと力強く話します。

「スマートフォン向けの写真アプリが普及し、素人でもある程度加工できるようになったからこそ、一眼レフのボケ感や洗練された画角の写真は差別化が図れる。

また、ファッションを含めた全身撮影はカメラマンにしかできません。私は利用者のもっとも輝く部分を引き立てることができます。その写真は必ずあなたが勝つ武器となります」