民泊、レンタルスペース、家事代行、悩み相談、飲み歩き体験ガイド、料理レッスン、TOEIC、コミュニケーション講座などのシェアリングエコノミーのみで生計を立てております!シェアワーカーの糸原絵里香です!知識・経験・資格・資金ゼロの私が、これらのサービスで独立できるようになった方法を提供させていただいております。
ギグワークとは?
ギグワークとは、空いた時間に単発の仕事を請け負う働き方をいいます。英語の「gig(ギグ)」が、ライブハウスで行われる「短時間のセッション」を表すことから派生した言葉です。
代表的な例は、米国のウーバー・テクノロジーズが提供するタクシー配車サービスや食品デリバリーサービスなどで、日本でも「UberEats(ウーバーイーツ)」で働くギグワーカーを街でよく見かけるようになりました。
スキマ時間に単発で、まさに「セッション」をするように働くギグワークという働き方が、いま注目を集めています。
なぜギグワークが注目されているのか
テレビの人気情報番組『メレンゲの気持ち』でギグワーク女子として紹介された糸原絵里香さん。大学院を修了後、家事代行やAirbnbといった多様な働き方で生計を立てています。
糸原さんは、ギグワークが注目されている理由をこう分析します。
「ギグワークが注目されている要因は2つ挙げられます。1つは、多様な働き方に対する物理的な制約がなくなったこと。もう1つは、多様な働き方を取り巻く社会的な動きです」
これまで、多くの企業では副業が禁止されていました。また、副業したくてもどのようにサービスを提供したらよいかわからないという人も多くいたでしょう。
しかし、近年では多様な働き方を認めようという動きが広がり、副業を解禁する企業が増えてきました。また、オンライン上でサービスを提供したい人と受けたい人をマッチングさせるプラットフォームも充実してきています。
「『副業できない』『サービスを提供する場所がない』といった物理的な制約がなくなり、スキマ時間を活用して働こうという人が増えました。そして、副業やフリーランスに対する社会的な理解が深まったことで、ギグワークが注目されはじめたのだと思います」(糸原さん)
ギグワークにはどんな種類があるか
ギグワークの種類には、家事代行やデリバリー代行などがあります。そして、ギグワークをしたい人と依頼者をつなぐさまざまなインターネットサービスが存在します。
サービスプラットフォームの有名な例としては、デリバリー代行の「UberEats」が挙げられます。
こうしたプラットフォームを通じて、ギグワーカーは実際にどのような働き方をしているのでしょうか。UberEatsの公式サイトを参考に、配達パートナーの例を見てみましょう。
ユーザーがUberEatsのアプリから料理の注文を行うと、飲食店に調理オーダーが入ります。同時に、配達エリア内にいる配達パートナーに配達依頼が通知されます。
配達パートナーは、届いた配達依頼への対応を任意に選択することができます。空き時間やコンディションにあわせて、仕事を請けるか請けないかを選ぶことができるのです。
UberEatsの配達パートナーは特定の飲食店に所属しているわけではなく、UberEatsとも雇用契約は結んでいません。
1回の配達につき、固定報酬と配達距離に応じた報酬が支払われ、そこから手数料をUberEatsに支払う仕組みです。
ギグワーカーの多くは、こうした依頼者とつなぐサービスを利用して仕事を請け負っています。
ギグワークのメリット・デメリットは?
■ギグワークのメリット
ギグワークのメリットについて、糸原さんは次の2つを挙げます。 1.スキマ時間が有効に使える 短時間で単発の仕事を請け負うギグワークなら、本業を持つ人でも無理なく働くことができます。本業を終えた夜間や週末など、スキマ時間を有効活用した副業が可能です。 2.参入へのハードルが低い ギグワークは、登録してすぐに家事代行やデリバリー代行の仕事を始めることができます。長い時間とコストをかけて専門知識を学ぶ必要がなく、参入障壁が低いのもギグワークのメリットです。
■ギグワークのデメリット
一方で、糸原さんはギグワークのデメリットを「自分では単価を設定できないところ」だと指摘します。
「報酬の単価が上がることは、やりがいやホスピタリティ、スキルの向上につながります。しかし、例えばデリバリー代行では、どんなに丁寧に料理を運んでも1回の配達の値段は変わりません」
ギグワークはどんな人におすすめ?
現在、オンラインで「料理レッスン」のサービスを提供している糸原さんは、大学院時代に家事代行を始めました。
「大学院は授業が変則的で、授業と授業のあいだに3時間のスキマ時間ができたりしていました。その時間を使って働きたいと思ったことから、家事代行を始めたのです」
ギグワークとして家事代行を始めた糸原さんは、徐々に家事代行の仕事におもしろさを感じるように。そこで得た知識を活かして料理レッスンのビジネスを始めたのです。
そうした経験から、糸原さんは「週末副業をしたい人」や「本業のあいまに別の作業をはさむことで気分転換を図りたい人」など、限りある時間の中でスキマ時間を利用して働きたいという人にギグワークをすすめます。
「ギグワークは参入障壁が低いので、気軽に始めることができます。自分にあった副業を見つけて働きながら、その中からスキルを伸ばしたいと思う仕事に出会えるのも醍醐味です」
ギグワークを始めるには?
ギグワークとして家事代行を始める際、糸原さんは「タスカジ」と「タイムチケット」に登録しました。
ほかにも、サービスを提供したい人とサービスを受けたい人をマッチングさせるプラットフォームはたくさんあります。
こうしたプラットフォームでは、登録手数料はかかりません。報酬が発生して初めて手数料が引かれるシステムです。
「ギグワークをやってみたいと思ったら複数のプラットフォームに登録して、自分にあったものを探してみるのもよいと思います。最初のハードルは低いので、気軽に始めてみてください」
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