管理栄養士/半年で12kg痩せた経験があります。運動は苦手なので、食事の仕方を変えただけ^^ 運動嫌い・スイーツ大好き・自炊できない、そんなあなたのライフスタイルに即した、実現可能性の高い方法をご提案します。
食生活の改善で12Kg減!「ダイエット」を実践する管理栄養士
管理栄養士の資格を活かしフリーランスで「食と健康」に関する仕事をしている猪坂みなみさん。
食品メーカーの商品企画開発やダイエットアプリの監修、料理研究家の助手などの経験を活かし、ダイエットに悩む人の食事管理をサポートしています。
自分自身も高校時代から、食事でカロリーを調整するダイエットに取り組んできた猪坂さん。お昼はしらたきを活用した低カロリーなおかずを詰めたお弁当を持参し、夜は鶏肉と野菜のポトフをつくるなど低脂質の食事を続け、半年で12kgほど痩せることに成功しました。
「自身の経験を参考に、運動嫌い・スイーツ大好き・自炊できないなどそれぞれのライフスタイルに即した、実現可能性の高いダイエット法を提案しています」
管理栄養士がLINEで「痩せる食生活」をアドバイス
猪坂さんがタイムチケットで提供しているサービスは、LINEを使った食事管理です。 利用者は1ヵ月間、猪坂さんに食事内容を送り続けるだけで、一生使える「自分専用のダイエット法」を身に付けられます。
猪坂さんは15年間、さまざまなダイエット方法を研究してきた、ダイエットオタクの管理栄養士。
「会社員時代、平日は朝6時から夜23時まで働いていたため、自炊しなくても痩せられる方法を研究しました。その結果、好物のスイーツを週8回食べながらも体重が増えることはありませんでした」
そんな猪坂さんが利用者の食事内容をチェックして、プロの視点で課題を指摘。身体の状況や食の好みなどに合わせて、最適なダイエット法を提案します。
利用者は主に20~40代の男女で、お酒・スイーツが好きな人も少なくありません。
「(1)総摂取カロリーは消費カロリー未満にする (2)脂肪燃焼や筋肉合成に必要な栄養素(たんぱく質やビタミンやミネラル、食物繊維)は必要量をとる (3)お酒やスイーツは適量にとどめる。この3つのコツに留意すれば、多少お酒・スイーツを楽しんでも痩せられます」
猪坂さんはこう指摘します。
「もちろん早く痩せたい場合は食べないことをおすすめしますが、我慢がストレスにつながる場合は、1日や1週間のなかで摂取してよい嗜好品の量や時間帯を決めて、その範囲内で楽しんでもらうようにご提案しています」
「我慢しない」からダイエットが無理なく続く
こうしたサポートによって、仕事が忙しく自炊できない人やお酒やスイーツが好きな人でも、ポジティブな思考を保って痩せられると好評です。
「毎日外食と飲酒が習慣になっていた40代男性はLINEで信頼関係を築き、飲酒による害や減量のメカニズムを伝えていったところ、行動に変化が現れました。それまで毎晩焼酎を1瓶空けていましたが、ほとんど飲酒しなくなり自炊までスタート。その結果、4ヵ月で7kgのダイエットに成功しました」
「20代の女性は食欲を抑えられないことが課題でしたが、私自身が過食気味だった時の経験を共有し、“体重を落とすことだけがすべてではない” “できない時期は無理してがんばりすぎないことも重要”と伝えたところ、『気持ちが楽になった。猪坂さんに相談してよかった』とポジティブになり、ダイエットによるストレスが減りました」
ほかにも食事内容を報告するというプレッシャーがうまく作用して間食を抑えられた人や、食事をコントロールする習慣が身に付いてプログラム終了後も減量を継続できた人がいるそうです。
ポジティブな気持ちでダイエットに取り組むことが大切!
「1番大切なのは、ポジティブな気持ちで楽しく取り組むことです!」
たとえば、食事は「制限」ではなく「調整」、「●●は食べてはいけない」ではなく「●●すれば食べてもよい」というように、ポジティブな表現に変換。ネガティブな言葉でダイエットを辛く感じてしまうでしょう。
「スイーツ好きな方が『痩せるためにスイーツは一切食べない』という目標を立てると、最初の3日はがんばれますが、その後大半の方が挫折してしまいます。しかし『ヨーグルトなら食べてもよい』『食後に運動するなら食べてもよい』など、自分にできる範囲のルールをつくると、そのなかで楽しみながら無理なく続けられます」
「インターネット上で情報が錯綜するなか、なにが正しいのか判断しづらい状況ですが、『一つひとつ丁寧に説明してもらえた』とおっしゃっていただけたときうれしかったです。今後も食や栄養にあまり関心のない方が興味をもつきっかけをつくっていきたいです」と展望を話してくれました。