入社2年目でチームマネージャーに。負けず嫌いな新卒が追いかける理想のチーム像
エムスリーキャリアは、事業拡大とともに新卒採用も積極的に行っています。若手でも裁量権が与えられ、早期のキャリアアップを目指す人も少なくありません。入社2年目でチームマネージャーとなった櫻井 大海もそのひとり。頑張る人をサポートしたいと語る櫻井の、これまでの歩みや仕事への想いを紹介します。【talentbookで読む】
自分にとって幸せなことは何か──その答えが就職活動の軸に
──まずは、櫻井さんの生い立ちについて聞かせてください。高校生まではどういった生活をしていましたか?
小さいころから体を動かすことが好きでした。小学生からサッカーを始め、中学・高校もサッカー部を選択。できないことがあるのが嫌いな性格だったので、部活中心ではありながらも、テスト期間中はしっかり勉強して文武両道を意識していました。計画的に勉強していたので、大学も指定校推薦枠での進学でした。
──大学時代はどうでしたか?
正直に言うと、アルバイト中心の生活でした(笑)。居酒屋のホールスタッフやカラオケボックス店員、塾講師もしていました。当時所属していたフットサルサークルも、バイトも人間関係が良好で居心地が良く、気づいたらコミュニティ中心の生活でした。
──就職活動はいつごろから始めましたか?
大学3年生の6月からです。ある企業の夏のインターンシップに同級生がみんな応募していて、私も応募するためにエントリーシートを書き始めたのが最初でした。
そのときに、自分の考えが全然整理できない上、うまく伝えることもできず、まずいなと思ったことを覚えています。この時点では、「同級生がみんなそうだから」「親が安心するし、安定しているから」という理由で、大手企業に入社することが自分の就職活動のゴールでした。
その後、就職活動を本格的にスタートさせてからは、仕事内容や会社の雰囲気を知るため、とにかくいろんな会社に足を運び、幅広く業界を見て回りました。それでも、その中で自分がやりたいと思える仕事が見つからなくて。当時の自分は、社会人というものに漠然としたイメージしか持てていませんでした。
──そこから何をきっかけに、気持ちに大きな変化があったのですか?
「この会社に入って何がやりたいか」ではなく、「どういう状態になったら自分は幸せなのか」と考えるようになってから、就職活動の軸や会社の見方が大きく変わりました。「誰かのサポートをして、感謝されることに幸せを感じる」という自分に気がついたんです。
自分が主役というよりも、「誰かの役に立つ仕事を通じて、その人の活躍をアシストしたい」と思うようになりました。そこからは、自分に合っていると感じた人材業界を中心に、選考に進むようになりました。
若手社員が活躍できる環境を肌で感じたことが、エムスリーキャリア入社の決め手
──エムスリーキャリアとは、どんな経緯で出会ったのでしょうか?
ゼミで医療系を専攻していたこともあり、もともとエムスリーの存在は知っていましたが、エムスリーキャリアのことは知りませんでした。就活ナビサイトで「人材」のキーワード検索をしたときに、上位にあったことから、どんな会社なのか調べたのが最初の出会いでした。
気になる企業ではありましたが、選考に進みたいと思えるほどの志望度もなく悩んでいたところ、人材紹介エージェントの方からの後押しもあり、選考を受けたのを覚えています。
──そこから入社を決めたのはなぜですか?印象的な出来事がありましたら教えてください。
たくさんの若手社員の活躍の様子を、直接肌で感じたことです。会社説明会や面接を担当している方がとても若く、若手社員でも選考の場に積極的に出られることに驚きました。また、選考中に面談してくださった方も、みなさん20代の社員。マネージャーをしていたり、新規サービスの責任者をしていたりと、裁量を持って働いている姿にとてもワクワクしたことを覚えています。
面接も一人ひとりに寄り添うように、いろんな話を聞いてくれて、キャリアカウンセリングを受けている印象でした。また、面接担当者のお話も「こういうお仕事をするのかな?」というイメージが湧きやすいものばかり。選考が進むにつれて「すごくおもしろそうだな」と興味を持っていきました。同業で他に内定をもらっている会社もありましたが、若手でも裁量を持ってチャレンジできる環境に魅力を感じて、エムスリーキャリアに入社を決めました。
悔しさをバネに成果にこだわった。入社2年目でチームマネージャーにステップアップ
──2020年に入社した後の配属先を教えてください。
薬剤師キャリア事業部の常勤紹介グループ東京エリアに配属されました。キャリアコンサルタントとして、都内で正社員のお仕事を探している薬剤師の方に向けた就職支援を行っています。
──入社当初、目指していた姿や目標はありましたか?
新人賞です。入社1年目の社員の中で最も期待以上の成果をあげた者が表彰されるこの賞は、「同期の中で一番になりたい」という想いを持つ自分にはピッタリの目標でした。それに、今後新しいことにチャレンジしたいと考えたとき、実績を残していることは一番の近道になります。そのため、最初の1年間は周りに負けたくないという気持ちで、やれることはやろうと、ひたすら行動していきました。
具体的には、求職者の方との接点を可能な限り増やしたり、細かいコミュニケーションを取りながら柔軟な対応を心掛けたり。また、誰よりも多かったと自負するくらい、積極的にチーム内の先輩方に改善点を聞きにいきました。自分の考えや判断を聞いてもらい、それに対する先輩からのフィードバックを次の行動に活かしていきました。
結果として、新人賞は受賞できませんでした。それでも、とても成長できた1年間だったと思います。親身になって時間を割いてくれた先輩方には、今でも本当に感謝しています。
──入社2年目の秋からチームマネージャー(以下、TM)になられる方はあまり多くないと聞きます。そんな中で、櫻井さんはどういった経緯で昇格されたのですか?
一言でいうと、2年目の最初の半年間で成果を残せたからだと思います。新人賞が取れなかった悔しさもあり、2年目は成果を出すことにこだわりました。その結果、上半期のコンサルタントとしての売上が、薬剤師事業部の中で1位になったんです。また顧客満足度のランキングでも1位を獲得しました。
そのタイミングで、上司から「チームマネージャーをやってみないか?」と打診されました。私自身も入社当初から早くマネージャーになりたいと思っていましたし、頑張っている方々をサポートしたいと思っていたので、即答で「やります!」と返事をしました。不安よりも嬉しさの方が大きかったです。
メンバーの成長が自身の喜び。めざすは、メンバー全員が主体性を持つチーム
──2022年12月現在、TMとしてのお仕事内容を教えてもらえますか?
現在は、関西エリアのTMを担当していて、メンバーは全部で12名います。午前中は、前日までのチーム目標への進捗率をまとめ、毎日の朝会でメンバーと情報共有。その際一人ひとりのメンバーに対して、求職者対応の進め方のアドバイスもしています。午後は各メンバーの業務状況を見ながら、営業DX化プロジェクトのMTGを進めたり、中途採用の面接をしたり。TMになってからはチーム以外の業務に携わる機会も増えて、業務内容は日によってさまざまです。
──コンサルタントからTMになり、働き方にどのような変化がありましたか?
大きく分けて2つあります。1つめは、求められるスキルの変化です。コンサルタントのときは、自分の感覚や基準で仕事を進めていても、それで成果が出れば良しとしていました。しかし、TMになってからは、チームで成果をあげることがミッションですので、一人ひとりが再現性を持って仕事を進められる状態にしないといけません。
そのためには自分の感覚を言語化して正しく伝える力や、メンバー全員が理解できるように、定量的な情報を持って論理的に説明する能力が必要になります。現在も、上司に何度もフィードバックをもらいながら訓練している最中です。
2つめは、働き方。メンバーとして働いていたときは、提案メールの作成、求職者との面談、先輩や上司への相談など少人数のコミュニケーションが中心でした。一方、TMになってからは、チームメンバーに対しての情報発信や、プロジェクト単位で仕事をする機会が増え、大人数で仕事を進めていく働き方が中心になりました。大きな変化に最初は慣れない部分もありましたが、直属の上司や他のTMの方々にも相談しながら、前向きに受け止めて進められたと思います。
──TMとして働いてみて、今どのように感じていますか?
入社3年目にもかかわらず、大きな裁量を与えてもらっていると感じています。「どのようにチームづくりをしていくか、そのためにはどんな施策を打つべきか」といったことも、自身で考えて実行しています。さらに、一日を通してどのような業務を行うかも自己判断。チームの数字を少しでもよくするために、自分がコンサルタント業務を担い売上をつくることもできるため、本当に自由度が高いです。その自由度の高さこそが一番の魅力であり、やりがいだと思っています。
また、メンバー個々の成績が上がって表彰されたり、メンバーが新規プロジェクトにアサインされたりするのを見るのは素直に嬉しいです。一人ひとりが自分のなりたい姿に向かって活き活きと仕事をしている姿を見ると、マネージャーになって良かったなと思います。
──今後目指しているチーム像はありますか?
一人ひとりが目的を持ち、自発的に行動できるチームです。今はまだ属人的な仕事も多く、個人に依拠している状況が散見されます。私がTMとして引っ張っていくだけでなく、いずれは、私がいなくても個々のメンバーがリーダーシップを発揮して、主体的に仕事を回していく強い組織に成長していければ嬉しいです。
私自身ももっと自発的に業界や会社の動向をしっかりと把握したうえで、正しい意思決定が取れるようにしなければいけないですし、これが正しいと胸を張って自分の考えをメンバーに伝えられるように努力して成長していきたいと思います。