コミケで有休を取れる人、取れない人 参加できるのは「第2のリア充」という声も
東京ビッグサイトで、「コミックマーケット88」が8月14日(金)からスタートした。社会人も初日から多数参加しているようで、ツイッターにはこの日のために有給休暇を取得した、という報告が多数寄せられている。
「よっしゃー!金曜日と月曜日は有休じゃー!コミケだー!」
「コミックマーケットの待機列にいますけどね、僕は有休取りました」
同僚が有休取得「その仕事を俺がする羽目に」
コミケは年2回夏と冬に開催されている、日本最大規模の同人誌即売会。それだけに初日から何としてでも参加したい、という人が多いようだ。お盆休みはなくても、この日のために有休は取得したという人もいる。
有休を申請する際にわざわざ理由を会社に説明する必要はないが、あえて明記する猛者もいるようだ。
「入社以来ずっと届出書類には『私用処理のため』と理由にかいていたのだが、なんか開き直って『コミケ参加のため』と書いてみた」
一方で同期がコミケのために有休をとったことで、「その同期の仕事を俺がする羽目に」「休ませろ」と呟く人も。気の毒ではあるが、自分が有休を取得して他の人に代わりをお願いすることもあるわけで、そこはお互い様だろうか。
初日から参戦したくても休めない人からは、落胆の声があがる。有休を使うのは従業員の権利だが、全ての会社でそう自由に休みのスケジュールを組める訳でもないようだ。
「今日コミケ行きたかった~! くそ~うちの会社カレンダー通りで金曜日休めない… 艦これえええええ!」
「明日のコミケ出欲しい本があるけど流石に休めない」
「本当の非リアは仕事でコミケにすら行けない」
コミケは一般的にアニメや漫画が好きな「オタク」が行く祭典として知られているが、実は参加しているのは「リア充」である、という指摘も出ていた。
「コミケに参加できる人を『第二のリア充』と言うむきもあるようで……(本当の非リアは仕事や親戚のしがらみでコミケにすら行けない)」
仕事に忙殺されている「社畜」は、コミケに参加することさえ許されない。また最近ではコミケに行って、同好の士と交流して打ち上げに参加したりする人のことを「コミケ充」と呼ぶこともあるらしい。
今年の夏コミは、16日の日曜日まで開催。初日に有休を取れなかった人は、目当てのサークルがあれば土日を利用して足を運んでもらいたいものだ。
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